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フランス パリ コンシェルジュリー:魅力・見どころ・アクセス方法・入場方法・チケット購入方法・基本情報まで徹底ナビ!

更新日:2022年11月10日


こちらは、世界遺産地区であるパリ発祥の地「シテ島」に建つ「コンシェルジュリー(Conciergerie)」です!


「コンシェルジュリー」とは、旧王宮の司令官「守衛(コンシェルジュ)」がいた場所を指し、元々は14世紀に建てられた王宮の一部で、3つの塔と3つの大広間からなる建物です。


今回はそんな、「コンシェルジュリー」の魅力・見どころ・アクセス方法・入場方法・チケット購入方法・基本情報まで詳しくご紹介させていただきます!

 
【コンシェルジュリー:基本情報】
 

〖歴史・概要〗

「コンシェルジュリー」の建物の起源は古く、「コンシェルジュリー」が「シテ宮殿」と呼ばれていた中世フランス「カペー朝(987年〜1328年)」時代まで遡ります。「カペー王朝」の歴代国王達は、11世紀から「シテ宮殿」を権力の象徴とすべく、徐々に改修を行っていきました。この改修により、「シテ宮殿」に参事院と呼ばれる法機関や、役所などが設立されました。13世紀に入り、「ルイ9世」によって「シテ宮殿」の南側に「サント・シャペル」が建設されると、14世紀には、「端麗王」と呼ばれた「フィリップ4世」によって、最高裁判所も追加されます。14世紀後半に入り、時の国王「シャルル5世」が、居城を「サンポール宮殿」に移すと、「シテ宮殿」の管理は「コンシェルジュ」と呼ばれる管財人に一任される様になります。


これにより、「シテ宮」に牢獄が整備され、司法業務が一層強化されていきます。フランス革命時は、主要な牢獄の一つとして4000人もの人間が収容されました。収監された囚人の中で最も有名な人物が「マリー・アントワネット」です。「コンシェルジュリー」は「アントワネット」が生前の最後に収監された牢獄となりました。現在、「コンシェルジュリー」は有料の観光スポットとなっています。館内では、かつての牢獄や食堂などを見学できるほか、フランス革命時代の資料や歴史映像を楽しむ事ができます。


〖住所〗


2 Bd du Palais, 75001 Paris,


〖電話番号〗


+33153406080


〖アクセス〗

【メトロ】:

最寄り駅はメトロ4号線「シテ駅(Cité)」、メトロ1,4,7,11,14号線「シャトレ駅(Châtelet)」。「シテ駅」からは、「シテ島」の裁判所を周って徒歩約4~5分で到着します。「シャトレ駅」は、「セーヌ河」の対岸にある駅で、「サン・ジャック」の塔近くのタバコ屋さん向かい当たりの出口からでるのがおすすめです!「ノートルダム橋」を渡って徒歩約5~6分で到着します。橋からの眺めも綺麗で、どちらも「コンシェルジュリー」から近いので便利です!


【RER】:

B線・C線「サン・ミッシェル-ノートルダム駅(Saint-Michel – Notre-Dame)」または「サン・ミッシェル駅(Saint-Michel)」。「セーヌ河」を挟んだ対岸にあり、B線とC線で少し駅名が異なりますが、同じ駅です。「サン・ミッシェル橋」の前に出るので、橋を渡ってまっすぐ歩いていくと約3分で着きます。


【バス】:

・21,38,47,85,96番「シテ–パレドゥジャスティス駅(Cité – Palais de Justice)」で下車。

・24,27番「サン・ミッシェル(Saint-Michel)」で下車。

・38,67,69,70,72,74,75,76,96番「シャトレ(Châtelet)」で下車。

いずれも停留所から下車して徒歩約1,2分になります。


【コンシェルジュリーの入口】

「コンシェルジュリー」は、「サントシャペル教会」と共に最高裁判所の敷地内の一角にありますが、それぞれ入口がことなります。入口は、裁判所の黄金の門を正面に見て右側(裁判所の門の反対・左側はサントシャペル教会の入口)。入口に向かって右手側には、大きな看板もあるので非常に分かりやすいと思います。歩道にある「キオスク」のちょうど目の前にあり、裁判所の小さな入口と二つ並んで入場口がありますが、「コンシェルジュリー入場」は、入口を正面に見て一番右側になります。


※【手荷物検査あり】※

「コンシェルジュリー」は裁判所の敷地内にあるため、敷地内入場の際に手荷物検査が行われます。実際の裁判が行われる平日は手荷物の規制も行っており下記の物は持込ができませんので注意ください。


〖入場料金〗

【通常チケット】:

・大人:9.5ユーロ 

・18歳以下:無料

・オーディオビジュアルガイド「HistoPad」のレンタル料金:5ユーロ


【セット料金】:

・コンシェルジュリー+サント・シャペル入場セット:17ユーロ

・コンシェルジュリー+サント・シャペル入場+HistoPadセット:22ユーロ

 

以上が公式サイトでのチケット購入方法となりますが、公式サイトから事前予約される場合は英語での購入となります。しかし、いざ英語サイトでの購入となると、不安がつきものですよね。希望の日時にきちんと予約が取れているか、予約したチケットに不具合がないか、当日まで不安な気持ちで過ごされる方もいらっしゃると思います。


その場合は日本語予約できるツアー会社を利用するのをおすすめします!日本語で購入でき、サポートも日本語ですので安心ですし、また【公式サイト】とほぼ同額で購入できるのも嬉しいポイントです!


【美術館共通パス:パリミュージアムパス (Paris Museum Pass)】

「パリミュージアムパス」での入場は、入場券購入の長蛇の列に並ぶ必要がありませんので時間短縮に大変便利です。「ルーブル美術館」など大行列が予想される美術館に見学予定の場合は、「パリミュージアムパス」を利用した方が効率的です。また美術館を一日で3箇所以上見学する場合で、数日かけて他の美術館にも行かれる方は「パリミュージアムパス」の利用がお得です。


〖営業時間〗


9:30-18:00

※最終入場時間 17:00


〖定休日〗


5月1日/12月25日


〖公式サイト〗


http://www.paris-conciergerie.fr/

 

【コンシェルジュリー:魅力・見どころ!】

 

〖4つの塔とパリ最古の時計〗

「コンシェルジュリー」には、「シーザーの塔」・「銀の塔」・「ボンベックの塔」・「時計の塔」の4つの塔があります。建物の北側にある時計の塔は、1350年に増築されたもので、パリ最古の時計がありますので、こちらもお見逃しなく!


〖衛兵の間〗

「コンシェルジュリー」の中に入ると、アーチ形リブ・ヴォールトで構成された「衛兵の間」があります。兵士たちの食堂として使われ、4つの広間からなる空間には4つの大きな暖炉があり、近くで見ると暖炉の上から光が注がれているのがわかります。部屋の左端には黒い大理石のテーブルの一部が展示されています。


〖厨房〗

部屋の右手にはヴァロワ朝、ジャン2世時代に王室の使用人のための食事が作られた厨房があります。


〖名前の部屋〗

「名前の部屋」では、1793年から1795年までに革命裁判所で裁かれた4千人以上の人名が壁に記されています。一見ただの白い壁に見えますが、近くで見るとびっしり名前が並んでいるのがわかります。電子パネルもありますので、タップすると経歴や裁判記録などが閲覧できます。また、「コンシェルジュリー」の一番奥には、礼拝堂があります。


〖警備の間〗

奥へ進むと「警備の間」があり、かつて上階にあった大広間への控えの間として使われました。


〖フランス革命に関する展示〗

こちらでは、パネル展示でフランス革命の流れを見ることができます。1789年7月14日「バスティーユ襲撃」から始まり、王家が逃亡を計ろうとし、失敗したのがその2年後の1791年。1793年1月21日に「ルイ16世」が断頭台へ。9か月後の10月16日には「マリー・アントワネット」が。

「コンシェルジュリー」に飾られている「マリー・アントワネットの肖像画」は、煌びやかで美しいわたしたちが知っている「マリーアントワネット」と別人。そして彼らを処刑した「ロベスピエール」も翌年、「テルミドール」のクーデターで捕らえられ、同じく処刑されてしまいます。革命のゴタゴタが落ち着いたのはそれからさらに5年後の1799年のこと。偉大なる「ナポレオン」によって「フランス革命」の終結が宣言されました。


〖マリー・アントワネットの独房〗

「マリー・アントワネット」の独房も再現されており、黒いヴェールを被ったアントワネットが背を向けて座っている湿った空気が漂う暗い部屋では、「ヴェルサイユ宮殿」で暮らしていた栄華からは考えられない凋落ぶりを感じとることができ、歴史を語る上には外せない場所です。投獄中に使った遺品も展示されています。


〖囚人の廊下〗

革命時に牢獄だったスペースは、現在展示スペースになっており、フランス革命の歴史を紹介しています。当時の独房は有料だったため、囚人の経済力によって待遇が大きく異なりました。「わら族」と呼ばれた貧しい囚人は、わらの敷かれた独房で寝起きを強いられ、不衛生な環境。一方で中流層の囚人は、簡素なベッドが与えられ、裕福層には、ベッドのほか、机や椅子が与えられ、読書などが許されました。


〖囚人のための礼拝堂〗

こちらは、中世時代に作られた王の礼拝堂の跡に作られた囚人のための礼拝堂。この場所は「マリー・アントワネット」が76日間勾留された場所でした。拘留中、脱獄を企て失敗に終わり、その後独房へと移されます。華やかな宮廷生活から打って変わり、薄暗く陰気な空間にはテーブル、椅子、衝立が置かれ、実に質素な部屋となっています。


〖マリー・アントワネットの贖罪礼拝堂〗

すぐ隣には「マリー・アントワネットの贖罪礼拝堂」があります。フランス革命時に「マリー・アントワネット」の独房だった場所で、「ルイ18世」によってここに「マリー・アントワネットの記念礼拝堂」が造られました。こちらには、「ルイ16世」の妹「エリザベート」の石碑があり、「エリザベート」は「ルイ16世」ととても仲が良く、一家と共に最後まで人生を共にしたそうです。


〖コンシェルジュリーの中庭〗

女囚が散歩を許された唯一の庭、「5月の庭」と呼ばれる小さな中庭があり、ここでは散歩を楽しみ、時には男性の囚人と柵越しに会話を楽しむこともあったようです。「マリー・アントワネット」は、1793年10月16日38歳の若さでこの広場から馬車に乗り、処刑場の「コンコルド広場」に向かったといわれています。

 

【ブックショップ】

 

ブックショップでは、「マリー・アントワネット」ゆかりの場所だけあって、お土産のセンスはかなりのもの!ついついに手に取りたくなるオシャレな文房具や雑貨がたくさん並んでいます。「ヴェルサイユ宮殿」まで行けないという方は、ぜひ「コンシェルジュリー」のお土産ショップで「マリー・アントワネット」のグッズをお求めください!

 

いかがでしたでしょうか。


日本人にとってはおとぎ話のように感じられる「マリー・アントワネット」ですが、「コンシェルジュリー」に来れば彼女は確かに存在していたのだと生々しく感じることができます。「ヴェルサイユ宮殿」といった華麗なる遺産だけでなく、王家の凋落の象徴ともいえる「コンシェルジュリー」も合わせて訪れることで、歴史をより重層的に理解できると思います!

 

【基本情報】

コンシェルジュリー(Conciergerie)

住所:2 Bd du Palais, 75001 Paris,

電話番号:+33153406080

アクセス:

【メトロ】:

最寄り駅はメトロ4号線「シテ駅(Cité)」、メトロ1,4,7,11,14号線「シャトレ駅(Châtelet)」。「シテ駅」からは、「シテ島」の裁判所を周って徒歩約4~5分で到着します。「シャトレ駅」は、「セーヌ河」の対岸にある駅で、「サン・ジャック」の塔近くのタバコ屋さん向かい当たりの出口からでるのがおすすめです!「ノートルダム橋」を渡って徒歩約5~6分で到着します。橋からの眺めも綺麗で、どちらも「コンシェルジュリー」から近いので便利です!

【RER】:

B線・C線「サン・ミッシェル-ノートルダム駅(Saint-Michel – Notre-Dame)」または「サン・ミッシェル駅(Saint-Michel)」。「セーヌ河」を挟んだ対岸にあり、B線とC線で少し駅名が異なりますが、同じ駅です。「サン・ミッシェル橋」の前に出るので、橋を渡ってまっすぐ歩いていくと約3分で着きます。

【バス】:

・21,38,47,85,96番「シテ–パレドゥジャスティス駅(Cité – Palais de Justice)」で下車。

・24,27番「サン・ミッシェル(Saint-Michel)」で下車。

・38,67,69,70,72,74,75,76,96番「シャトレ(Châtelet)」で下車。

いずれも停留所から下車して徒歩約1,2分になります。

入場料金:

【通常チケット】:

・大人:9.5ユーロ 

・18歳以下:無料

・オーディオビジュアルガイド「HistoPad」のレンタル料金:5ユーロ

【セット料金】:

・コンシェルジュリー+サント・シャペル入場セット:17ユーロ

・コンシェルジュリー+サント・シャペル入場+HistoPadセット:22ユーロ

営業時間:9:30-18:00

※最終入場時間 17:00

定休日:5月1日/12月25日

公式サイト:http://www.paris-conciergerie.fr/


※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。



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