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フランス パリ サン・マルタン運河:魅力・見どころ・アクセス方法・基本情報まで徹底ナビ!


こちらは、 フランス映画「アメリ」のオープニングで水切りをして遊んだ場所として一躍有名になり、近年ではパリのオシャレ文化スポットとして、若者が集まる活気のある場所となっている「サン・マルタン運河(Canal Saint-Martin)」です!


可愛らしい雑貨屋やアート系専門の本屋、値段も比較的手頃なお洒落なレストランが「サン・マルタン運河」の周辺に次々とオープンされ、年々ニューウェーブ的な勢いを感じるエリアとなっています。


今回はそんな、「サン・マルタン運河」の魅力・見どころ・アクセス方法・基本情報まで詳しくご紹介させていただきます!

 

【サン・マルタン運河:基本情報】

 

〖歴史・概要〗

「サン・マルタン運河」は、パリ市内の「セーヌ川」・「ウルク運河」・「サン・ドニ運河」をつなぐ全長4.55キロメートルの運河で、パリ市民の飲み水を確保するため、「ナポレオン・ボナパルト」によって建設されました。1825年に「サン・マルタン運河」が開通すると、工業の発展により水運としても使われるようになります。そのため、水量を調節する閘門が9ヶ所設けられており、その水門の開け閉めや可動式の橋を見ようと、今では旅行者が集まるパリの名所になっているのです。


【運河としての役割】

「サン・マルタン運河」は「ヴィレット公園」の前にある「ヴィレット貯水池」と「バスティーユ広場」から先の「アルスナル港」をつないでいます(リシャール・ルノワール通りとジュール・フェリー通りの部分は地下水路になっています)。運河上流の「ヴィレット貯水池」の先は「ウルク運河」になり、下流の「アルスナル港」の先は「セーヌ河」へ注ぎます。「セーヌ」と違い、わずか5キロの中で25メートルもの高低差があるため、途中に9つの閘門(水位調節用の門)があります。船が来ると水門が開き、その様子を周りの人々が楽しそうに眺めています。かなり狭い水路もあり、その間をゆっくりと通って行く船の姿は必見です!


〖アクセス〗

最寄り駅はメトロ3,5,8,9,11号線「レピュブリック(République)」、または5号線「ジャック・ボンセルジャン(Jacques Bonsergent)」。駅を降りて徒歩約10分で程度で到着します。

 

【サン・マルタン運河:魅力・見どころ!】

 

〖映画の舞台〗

「サン・マルタン運河」は「アメリ」だけでなく、フランス映画の舞台地として選ばれることも多く、「マルセル・カルネ」の傑作「北ホテル」はここにあった実際のホテルが舞台となっています。実際はセットで撮影されましたが、この「北ホテル」は現在もカフェとして建築物は残っています。


〖下町の雰囲気を残す美しい運河〗

「サン・マルタン運河」は、昔からある古物商などのお店も健在で、下町の風情も残るのが魅力でもあります。フランス語で「カナル・サン・マルタン(Canal Saint-Martin)」と呼ばれる運河の両側は並木が飾り、オシャレなカフェやショップが点在する界隈はとっておきの散歩コースです。また、「サン・マルタン運河」は文字通り運河のため、船が通ります。しかし太鼓橋以外の橋は位置が低いため、船が通るときには橋が上に持ちあがり、一時的に交通がストップします。


〖恋人たちの橋〗

「サン・マルタン運河」は美しい景観から恋人たちの散策にも人気!映画の舞台になってからは、以前より多くのカップルが運河に訪れているようで、橋の欄干部分には「ポンデザール」同様多くの南京錠がかけられており、これは永遠の愛を鍵に託した恋人たちがつけていったものです。最近ではその南京錠が増えすぎたせいで「ポンデザール」の橋の一部が壊れるという事故が起きてしまい、パリ市は南京錠の撤去も考えているようで、もしかしたら「サン・マルタン運河」の橋の南京錠もいずれはなくなってしまうかもしれません。


〖春・夏の運河の賑わい〗

春から夏にかけての「サン・マルタン運河」は多くのパリジャン・パリジェンヌで賑わいを魅せます。「セーヌ川」と違うところは観光できたカップルや家族連れよりは、地元の人が多いところ!運河の周囲は下町のため、地元の人に愛されている運河です。夜には運河沿いでピクニックをする若者で溢れ、近くの商店でチーズにパン、サラダとワインを購入し、フランス人に混じり、運河沿いで夕べを過ごしてみるのはどうでしょうか。日本の花見のような雰囲気をフランスでも味わうことができますよ!

 

【サン・マルタン運河クルーズのコース・料金】

 

パリのクルーズといえば「セーヌ川」のクルーズが有名ですが、「サン・マルタン運河」でもクルーズを楽しむことができるのをご存知でしょうか?「セーヌ川」とはひと味違う、パリの風景を満喫することができますよ!


〖ヴュー・パリ(Vieux Paris)/カノラマ(Canauxrama)〗:

「ヴュー・パリ(Vieux Paris)」は、水門をくぐりながら、ゆっくりと楽しむ2時間半ほどのクルーズです。とてもスタンダードな内容のため、のんびり景色を楽しみたい方におすすめです!


【基本情報】

ヴュー・パリ(Vieux Paris)

料金:大人18ユーロ/子ども9ユーロ

所要時間:約2時間30分

運行間隔:1日2便

Bastille:出発9:45・14:30

Villette:出発9:45・14:45

コース:

・バスティーユの「アルセナル港(Port de l’Arsenal)」から「ヴィレット貯水池(Bassin de la Villette)」まで。

・「ヴィレット貯水池」からバスティーユの「アルセナル港」まで。

公式サイト:https://www.canauxrama.com/fr/croisieres/croisiere-canal-saint-martin-vieux-paris.html

〖アペリティフ・シュール・カナル(Apéritif sur Canal) /カノラマ(Canauxrama)〗:

「アペリティフ・シュール・カナル(Apéritif sur Canal)」は、夕暮れの運河とともにお酒を楽しめるクルーズです。船の中にバーがあり、オプションではありますがシャンパンや地ビールなどのアルコールを楽しむことができます。


【基本情報】

アペリティフ・シュール・カナル(Apéritif sur Canal)

料金:大人18ユーロ/子ども9ユーロ

シャンパングラス1杯:6.5ユーロ

パリの地ビール(33cl):(4.5ユーロのところ)3.5ユーロ

所要時間:約2時間

運行間隔:18:00-20:00

※開催日は公式サイトで要確認

コース:「ヴィレット貯水池」からバスティーユの「アルセナル港」

公式サイト:https://www.canauxrama.com/fr/croisieres/croisiere-aperitif-canal-saint-martin-18h.html


〖パリ・カナル(Paris Canal)〗:

「パリ・カナル(Paris Canal)」は、上記2つのクルーズとは別の会社のクルーズで、特徴は、「セーヌ川」と「サン・マルタン運河」の2つの川を行き来していること。「サン・マルタン運河」と一緒に、「セーヌ川」から「オルセー美術館」や「ノートルダム大聖堂」などを見ることができます。


【基本情報】

パリ・カナル(Paris Canal)

料金:大人22ユーロ/子ども(4〜14歳まで)14ユーロ/3歳以下無料/15〜25歳まで19ユーロ/60歳以上19ユーロ

所要時間:約2時間30分(9:45発)

※ハイシーズン中14:25発)

運行間隔:3月20日から12月15日

※毎日運行1日2便(午前・午後)

コース:

・オルセー美術館の「ソルフェリノ港(Port de Solférino)」から「ヴィレット(Parc de la Vilette)」まで(9:45発)

※ハイシーズン中14:25発

・「ヴィレット(Parc de la Vilette)」からオルセー美術館の「ソルフェリノ港」まで(14:30発) 

※ハイシーズン中10:15発

公式サイト:https://www.pariscanal.com/croisiere-canal-saint-martin/seine-bastille-villette/

※家族割引料金があり、大人(または60歳以上の高齢者)2人+子供(4〜25歳まで)2人=合計金額から18ユーロの割引が適用になります。

 

いかがでしたでしょうか。


「サン・マルタン運河」は知れば知るほど奥が深くて興味深いエリアです!自分だけのお気に入りの散歩コースを作ってみてはいかがでしょうか。

 

【基本情報】

サン・マルタン運河(Canal Saint-Martin)

アクセス:最寄り駅はメトロ3,5,8,9,11号線「レピュブリック(République)」、または5号線「ジャック・ボンセルジャン(Jacques Bonsergent)」。駅を降りて徒歩約10分で程度で到着します。


※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。



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