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フランス パリ ジャックマール・アンドレ美術館:魅力・見どころ・アクセス方法・入場方法・チケット購入方法・基本情報まで徹底ナビ!


こちらは、第2帝政時代にアンドレ夫妻が造らせた豪邸にある美術館「ジャックマール・アンドレ美術館(Musee Jacquemart-Andre)」です!


展示物はアンドレ夫妻が各地を訪れて集めた珍しい美術品など一級品ばかりで、「カルパッチオ」、「ベリーニ」らのイタリア・ルネッサンス美術、図書室に飾られたフランドル絵画、フラゴナール、シャルダンらの18世紀のフランス美術は見ごたえ充分!現在はフランス学士院の所有財産になっています。


今回はそんな、「ジャックマール・アンドレ美術館」の魅力・見どころ・アクセス方法・入場方法・チケット購入方法・基本情報まで詳しくご紹介させていただきます!

 

【ジャックマール・アンドレ美術館:基本情報】

 

〖歴史・概要〗

「ジャックマール・アンドレ美術館」のある「パリ8区」は19世紀末の「ナポレオン3世」の時代、知事の「オスマン男爵」の再開発によって、パリの商業の中心地となった地区。この邸宅は、1869年に「エドゥアール・アンドレ」と「ネリー・ジャックマール夫妻」のために建てられました。夫妻はイタリア・ルネッサンス、18世紀フランス、そしてオランダなどの絵画作品とともに、美術工芸品や家具、タピスリーをはじめとする調度品にいたるまで、美しさを見極める目を持った優れた収集家でした。二人が出会ったきっかけは、独身時代の「アンドレ」が、当時既に著名な画家だった「ネリー」に肖像画を依頼したことでした。「アンドレ」はボナパルト派のプロテスタント、「ネリー」は王党派に属するカトリックでしたが、精神的にも、また趣味の上でも一致した二人は、その後結婚に至ります。そして、子どもがなかった二人は、美術品の収集に共同で取り組んでいきました。一年の半分は、海外に出て美術品を収集していたという「アンドレ」と「ネリー」。収集するものは、飾りやすい絵画や彫刻ばかりでなく、天井画や巨大フレスコ画、暖炉、タピストリーなど多岐にわたっていました。

そのため、二人の留守中には「ネリー」が秘書と連絡を取り合って、常に邸宅の改装工事が行われていたそうです。二人が美術収集にかけた年間の金額が、「ルーヴル美術館」の年間予算を上回ることもあり、オークションの前には、ルーヴルの学芸員から、「我々は予算不足なので、国家のためにぜひ○○(作品名)を獲得して欲しい」と連絡がくるほどだったそうです。それでいて、「ルーヴル」の購入計画を邪魔しないように配慮したり、「ルーヴル」に贈与も行っていました。美術品の収集については、「気に入ったものを集める」というのが二人の基本スタイルで、「高い値がついているから素晴らしい」と短絡的に判断することは決してなく、美術史家や学芸員など、専門家に意見を求めることも多くありました。また、二人の審美眼の確かさを表すエピソードも紹介されており、イタリアから持ち帰ったコレクションの中で、後になって「ボッティチェリ」の作品だと判明したものがあるそうです。夫妻、特に「ネリー」はあらゆる画家の中で「ボッティチェリ」を最も高く評価していました。誰の作品かは分からずに、気に入った絵を買ってきたら、それが後に「ボッティチェリ」だと判ったといいます。


〖住所〗


158 Bd Haussmann, 75008 Paris,


〖電話番号〗


+33145621159


〖アクセス〗

「ジャックマール・アンドレ美術館」は、メトロ9・13号線「ミロメニル(Miromesnil)」駅より徒歩約6分、「オスマン大通り」にあります。メトロ駅の出口表示「アヴェニュー・ペルシエ(Avenue Percier)」を目印に地上に出て、コンサートホール「サルガヴォー(Salle Gaveau)」を背にしてまっすぐ「ペルシエ大通り(Avenue Percier)」を進むと、「オスマン大通り(Bd. Haussmann)」に出ます。左へ進むと、右手にこちらの美術館が見えてきます。オペラ界隈から行く場合は、「22番」のバスが目の前に停車するので便利です。

美術館に到着したら、入り口で衛生パスポートのチェックがありますので、あらかじめ準備しておきましょう!当日現地で直接入場チケットを購入予定の方は、左側の「Visitors without time-stamped tickets」と書かれた列に並びます。既に予約済みのチケットをお持ちの方は、右側の「Visitors with time-stamped tickets」へ。カフェやおみやげショップのみの利用は、チケットなしで可能です。


【入場方法】

中へ入りまっすぐ進むと、次の扉の手前左側にチケット購入窓口がありますので、ここでチケットを購入します。その際にオーディオガイドの希望を聞かれますので、希望の方はこちらで借りられます(有料)。

※現在日本語のオーディオガイドは常設展エリアのみ対応しているそうです。

チケットを購入し扉の外のカーブの道を進むと、美術館とカフェが併設された建物が見えてきます。美術館正面に向かって左側にセルフサービスで利用できる無料のクロークルームがあり、コートや大きな荷物を預けることができます。コートの保管場所は鍵付きではないので十分ご注意ください。

荷物を預けて身軽になったらさっそく入場しましょう!美術館への入り口はカフェの入り口と同じ、正面向かって右側にあります。入り口入った正面が美術館の見学入り口です。スタッフにチケットを提示したら自由見学開始です!オーディオガイドを一緒に申し込んだ方はここで受け取ります。


〖入場料金〗

・大人:16ユーロ

・子ども(7〜25歳):9.5ユーロ

・7歳以下:無料

・65歳以上の大人料金:15ユーロ

・学生料金:13ユーロ

・家族割引料金(大人2人+子供(7〜25歳)2人):45ユーロ

・日本語オーディオガイド:無料(ただし特別展は3ユーロ)


〖営業時間〗


火曜日~日曜日:10:00~18:00

月曜日:10:00~20:30

※最終入場は閉館30分前


〖定休日〗


なし


〖公式サイト〗


https://www.musee-jacquemart-andre.com/en/home

 

【ジャックマール・アンドレ美術館:館内】

 

邸宅内では16の部屋を見学します。美術館として考えると、部屋数16というのは、特別に多い数ではありませんが、よく考えてみると、ここは実際に夫婦が住んでいた家。夫婦二人で16もの部屋があるお屋敷に住んでいたということになります。

・絵画の間

・大客間

・タピスリーの間

・書斎

・夫人の化粧室

・図書室

・音楽の間

・温室

・喫煙室

・大フレスコ画

・音楽家のギャラリー

・イタリア美術の間(もとネリーのアトリエ)

・イタリア美術の間(フィレンツェの絵画)

・イタリア美術の間(ベニスと北イタリアの絵画)

・ネリーの寝室

・アンドレの寝室

 

【ジャックマール・アンドレ美術館:魅力・見どころ!】

 

〖建築〗

銀行家「エドゥアール・アンドレ」と画家「ネリー・ジャックマール夫妻」の豪華な邸宅は、建築家「アンリ・パロン」によって建てられ、彼らの死後、フランス学士院に寄贈され、1913年に「レイモン・ポワンカレ大統領」のもと「ジャックマール・アンドレ美術館」としてオープン。改装された美術館の展示室は、16の部屋。内装は当時のままで、美術品を鑑賞しながら、インテリア装飾にもこだわったブルジョワ階級の暮らしぶりを見ることができるのもこの美術館の魅力の1つです。大広間をはじめ、音楽の間、図書室、書斎、温室、夫人の化粧室、寝室などの生活空間には、家具や調度品、彫刻、美術工芸品など、世界から集められた約5,000点にも及ぶ作品が展示されています。

中でも注目したいのは、フランス絵画とイタリア絵画のコレクション。フランス絵画は、「フラゴナール」・「ダヴィット」・「ルブラン」・「シャルダン」・「ナティエ」・「ブーシェ」といった珠玉の作品が揃います。また、1つの階にイタリアの画家の作品をすべて集結させた「イタリア美術館」と呼ばれる展示スペースには、

・ボッティチェリ

・ティエポロ

・ベリーニ

・マンテーニャ

・ウッチェロ

などヴェネチア派やフィレンツェ派の絵画を見ることができます。


〖ペルジーノ:聖母子像〗

「ピエトロ・ヴァンヌッチ(ペルジーノ)」が描いた、柔和で物思いに沈んだ聖母と子の絵画。彼は若き日の「ラファエロ」の師匠でもありました。


〖ヴェチェッリオ:フェデリーコ2世の肖像〗

父の死により「マントヴァ侯」に即位したフランチェスコ2世・ゴンザーガ」の肖像画です。「ティツィアーノ・ヴェチェッリオ」は盛期ルネサンスのイタリア人画家で、ヴェネツィア派で最も重要な画家のひとりです。

 

【ミュージアムショップ】

 

「ミュージアムショップ」も内観と同じく女心をくすぐる素敵なものばかりで、ピンクや花柄の雑貨やインテリアなど可愛い物がたくさんあります!包装が素敵なので大切な人へのお土産にもおすすめです!

 

【ル・カフェ・ジャックマール・アンドレ】

 

美術館内には、優雅なランチやティータイムを楽しめる「カフェ・ジャックマール・アンドレ」があります。こちらのカフェは、かつて「ジャックマール・アンドレ夫妻」のダイニングルームだった場所で、天井には「ティエポロ」のフレスコ画、そして壁には17世紀の美しいタピスリーが飾られており、素晴らしいコレクションを眺めながら優雅にお茶や食事が楽しめます!美術鑑賞後は、19世紀に思いを馳せながら、この贅沢な空間でくつろぎのひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。また、美術館を利用せずにカフェだけの利用もOKです!


【基本情報】

ル・カフェ・ジャックマール・アンドレ

住所:158 Boulevard Haussmann, 75008 Paris

営業時間:

11:45~15:00(ランチ)

15:00~17:30(アフタヌーンティー)

11:00~15:00(ブランチ土日、日曜日は14:30まで)

※展示が夜も行われる月・土は19:00まで(18:30ラストオーダー)

料金:メイン+デザート:23.50ユーロ~、紅茶とケーキのセット(15時以降)11.50ユーロなど。

定休日:なし

公式サイト:https://www.musee-jacquemart-andre.com/fr/home

 

いかがでしたでしょうか。


「ジャックマール・アンドレ美術館」は、もともと個人邸宅であった建物を美術館に改装したので、決して大きな美術館ではありません。しかし、「世界有数の個人コレクション」といわれるだけあって、かなり見応えのある美術館です。「ルーブル」などの大きな美術館に比べると、旅行者で混雑することもなく、ゆったりと美術鑑賞が楽しめます!個人的にも一押しの美術館ですので、ぜひとも足を運んでみてください!

 

【基本情報】

ジャックマール・アンドレ美術館(Musee Jacquemart-Andre)

住所:158 Bd Haussmann, 75008 Paris,

電話番号:+33145621159

アクセス:

「ジャックマール・アンドレ美術館」は、メトロ9・13号線「ミロメニル(Miromesnil)」駅より徒歩約6分、「オスマン大通り」にあります。メトロ駅の出口表示「アヴェニュー・ペルシエ(Avenue Percier)」を目印に地上に出て、コンサートホール「サルガヴォー(Salle Gaveau)」を背にしてまっすぐ「ペルシエ大通り(Avenue Percier)」を進むと、「オスマン大通り(Bd. Haussmann)」に出ます。左へ進むと、右手にこちらの美術館が見えてきます。オペラ界隈から行く場合は、「22番」のバスが目の前に停車するので便利です。美術館に到着したら、入り口で衛生パスポートのチェックがありますので、あらかじめ準備しておきましょう!当日現地で直接入場チケットを購入予定の方は、左側の「Visitors without time-stamped tickets」と書かれた列に並びます。既に予約済みのチケットをお持ちの方は、右側の「Visitors with time-stamped tickets」へ。カフェやおみやげショップのみの利用は、チケットなしで可能です。

入場方法:

中へ入りまっすぐ進むと、次の扉の手前左側にチケット購入窓口がありますので、ここでチケットを購入します。その際にオーディオガイドの希望を聞かれますので、希望の方はこちらで借りられます(有料)。

※現在日本語のオーディオガイドは常設展エリアのみ対応しているそうです。

チケットを購入し扉の外のカーブの道を進むと、美術館とカフェが併設された建物が見えてきます。美術館正面に向かって左側にセルフサービスで利用できる無料のクロークルームがあり、コートや大きな荷物を預けることができます。コートの保管場所は鍵付きではないので十分ご注意ください。荷物を預けて身軽になったらさっそく入場しましょう!美術館への入り口はカフェの入り口と同じ、正面向かって右側にあります。入り口入った正面が美術館の見学入り口です。スタッフにチケットを提示したら自由見学開始です!オーディオガイドを一緒に申し込んだ方はここで受け取ります。

入場料金:

・大人:16ユーロ

・子ども(7〜25歳):9.5ユーロ

・7歳以下:無料

・65歳以上の大人料金:15ユーロ

・学生料金:13ユーロ

・家族割引料金(大人2人+子供(7〜25歳)2人):45ユーロ

・日本語オーディオガイド:無料(ただし特別展は3ユーロ)

営業時間:

火曜日~日曜日:10:00~18:00

月曜日:10:00~20:30

※最終入場は閉館30分前

定休日:なし

公式サイト:https://www.musee-jacquemart-andre.com/en/home


※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。




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