私の旅行記
フランス パリ ラ・ヴィレット公園:魅力・見どころ・アクセス方法・基本情報まで徹底ナビ!

こちらは、パリ19区にあるパリで一番大きな公園「ラ・ヴィレット公園(La Villette)」です!公園中央には「ウルク運河」が流れており、年間をとおして市民の憩いの場となっています。
35ヘクタール(35万m2 )ある敷地内には、科学産業博物館、ショッピング・レジャーセンター、大小の音楽施設や文化施設なども点在しています。子供向けのプログラムも充実しているので、家族で1日を楽しめることでしょう。
今回はそんな、「ラ・ヴィレット公園(La Villette)」の魅力・見どころ・アクセス方法・基本情報まで詳しくご紹介させていただきます!
【ラ・ヴィレット公園:基本情報】
〖歴史・概要〗

ミッテラン大統領時代に再開発された35ヘクタールもある広い公園は、元々屠殺場があった場所で、スイス人の建築家「バーナード・チュミ」によって近未来的な空間に生まれ変わりました。パリ最大の公園で、園内には球状の映画館ラ・ジェオード(ドームシアター)、科学・産業シティ、音楽の専門施設シテ・ドゥ・ラ・ミュージック、多目的ホールであるグランド・アール、コンサートホールであるゼニット、きれいに整備された水辺と芝生などがあり子どもから大人まで楽しめる総合公園です。今ではきれいに整備された公園ですが、1860年代の終わりから食肉市場として賑わっていました。しかし、1890年に市場は解体され、屠殺場にもなっていました。そのあとに造られたのが「ラ・ヴィレット公園」。パリの美しい緑地にはこのように、今では想像できないようなかつての跡地の記憶が今も眠っています。
〖住所〗
211 Av. Jean Jaurès, 75019 Paris,
〖アクセス〗
最寄り駅は、「ポルト・ドゥ・ラ・ヴィレット(Porte de la Villette)」で、下町の雰囲気あふれる「サン・マルタン運河」を歩いて行くと、貯水場にぶつかり、さらにそこを北上すると、見晴らしのいい公園が見えてきます。
〖公式サイト〗
【ラ・ヴィレット公園:魅力・見どころ!】
〖シテ科学産業博物館〗

「シテ科学産業博物館」は休暇中でなくとも、親子や学校の行事などで子供たちが年間をとおして多く訪れる施設で、大人も楽しめる場所ではあるのですが、子供向けの展示や施設が多いのも特徴です!施設は3階建てで、1階には「Cité des enfants(子供たちの都市)」という、子供たちが体験をとおして科学を学ぶコーナーがあります。2歳から7歳までのコースと、5歳から12歳までのコースに分かれています。どちらも1時間半の交代制なので、ゆっくりと見て回れそうですね。2階と3階が展示とプラネタリウムとなっています。

ブティックでは腸内細菌の展示に合わせ、体によい食べ物について解説をした子供向けの本や、宇宙関連グッズ、貝の化石のレプリカ、鉱石、元素記号の書かれたトートバックなど、シテ科学産業博物館らしい品ぞろえ!「シテ科学産業博物館」の屋外施設としては、「Géode(ジェオード)」という、オムニマックスというシステムを使ったドームシアターと、「Argonaute(アルゴノート)」という潜水艦があります。「アルゴノート」は1958年に進水し、1982年まで実際に使われていた潜水艦。中を見学することもできます。そして、「シテ科学産業博物館」のすぐ横が「Vill'Up(ヴィラップ)」。2016年にオープンしたショッピング・レジャーセンターです。年中無休で最上階には映画館も入っています。
〖ヴィラップ〗

中に入っているブティックで特におすすめなのが「PoooW!(ポーウ)」という、フランスのクリエイターたちによる作品だけを売っているお店。ここ以外にもいくつかの店舗がありますが、ほかではなかなか買えないものもありそうなので、覗いてみてください!レジャー施設としては室内スカイダイビングの「I FRY PARIS(アイ・フライ・パリ)」
や、レーザーゲームといったものが入っています。そして「Vill'Up」を出た次は、音楽施設へ!サーカス小屋のような「Cabaret Sauvage(キャバレー・ソバージュ)」、「Zénith Paris(ゼニット・パリ)」、「Trabendo(トラベンド)」の前を通って「Philharmonie de Paris(フィルハーモニー・ド・パリ)」に到着です。
【基本情報】
〖Cabaret Sauvage〗
収容人数: 約1200人
〖Zénith Paris〗
収容人数: 約6800人
〖Trabendo〗
収容人数: 約700人
〖フィルハーモニー・ド・パリ〗

「フィルハーモニー・ド・パリ」は、2015年1月に誕生した総合音楽施設です。フランス人建築家「ジャン・ヌーヴェル」氏が設計し、鳥の形のアルミパネルを組み合わせた、大変美しい建物です。建物は屋上まで上がれますので、上から「ラ・ヴィレット」全体を眺めてみるのも、敷地の大きさがよく分かって興味深いです。「フィルハーモニー・ド・パリ」のメインホールは2400人から最大3600人収容可能で、ステージを360度から囲むようになっています。パリ管弦楽団の本拠地ですが、そのほかにも世界のトップオーケストラやアーティストたちによるプログラムが充実しており、よいプログラムはすぐに完売になってしまうようです。

音楽に関連する展示会もバリエーションに富んでおり、私が最近行ったのは「Exposition Electro」。エレクトロミュージックの歴史や機材の変遷、クラフトワークの3Dライブ映像、ダフト・パンクの「Technologic~先端論理」のミュージックビデオに出ていたロボットが映像そのままに動いているのを見られるなどできます。「フィルハーモニー・ド・パリ」は市民に向けた一流の音楽教育を提供する場でもあるので、音楽関係の講演会や子供向けの音楽アトリエも多く開催されています。そして、「フィルハーモニー・ド・パリ」から歩いて数分のところにあるのが「Cité de la musique(シテ・ドゥ・ラ・ミュージック)」別名:「フィルハーモニー2」。また、ここでも音楽に関する展示やコンサート、ダンスなどが行なわれています。
〖ラ・ヴィレット大ホール〗

「シテ・ドゥ・ラ・ミュージック」の横にあるのが「Grande Halle de la Villette(ラ・ヴィレット大ホール)」です。「ラ・ヴィレット」が元市場だったことが分かる唯一の建物がここです。中は3か所に分かれており、展示会やイベント、コンサートなどが行なわれています。

いかがでしたでしょうか。
「ラ・ヴィレット」では夏に向けて、無料の野外上映会「Festival de Cinéma en Plein Air」やジャズのフェスティバル「Jazz à la Villette」といった大きなイベントも予定されています。パリ中心部からは少し離れていますが、ご興味と機会があれば是非とも「ラ・ヴィレット」に訪れてみてください!
【基本情報】
ラ・ヴィレット公園(La Villette)
住所:211 Av. Jean Jaurès, 75019 Paris,
アクセス:
最寄り駅は、「ポルト・ドゥ・ラ・ヴィレット(Porte de la Villette)」で、下町の雰囲気あふれる「サン・マルタン運河」を歩いて行くと、貯水場にぶつかり、さらにそこを北上すると、見晴らしのいい公園が見えてきます。
公式サイト:https://lavillette.com/
※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。
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