私の旅行記
フランス パリ リュクサンブール公園:魅力・見どころ・アクセス方法・基本情報まで徹底ナビ!
更新日:2022年1月20日

こちらは、パリ6区にある公園で、総面積が23haもあるパリ市民の憩いの場「リュクサンブール公園(Le Jardin du Luxembourg)」です!
観光地として人気の「ノートルダム大聖堂」と「モンパルナス地区」のちょうど中間に位置しており、公園の中央には綺麗に整備された庭園が広がり、多くのパリ市民がここで腰をかけて一休みしています。
今回はそんな、「リュクサンブール公園」の魅力・見どころ・アクセス方法・入場方法・チケット購入方法・基本情報まで詳しくご紹介させていただきます!
【リュクサンブール公園:基本情報】
〖歴史・概要〗

元々は「アンリ4世」の后「マリー・ド・メディシス」のために建てられた「リュクサンブール宮殿」の庭園。「アンリ4世」が亡くなった悲しみを癒すために、妃は生地「トスカーナ」を思い起こさせる宮殿を造らせました。園内には「果樹園」や「養蜂場(Rucher du Luxembourg)」もあり、とても自然豊か。
宮殿は后が幼い頃に過ごしたフィレンツェの「ピッティ宮殿」を偲ばせるもので、現在は「フランス上院(元老院)」の施設となっています。そんな「リュクサンブール宮殿」ですが、フランス革命時には牢屋として使われていました。外から見るだけでは全くそんな面影はないですが、フランスとともに歩んできた歴史的な建物なのです。
〖住所〗
13 Rue de Medicis- 75006 Paris
〖アクセス〗
【メトロで行く】
最寄り駅はメトロ4/10号線「オデオン駅(Odéon)」。「オデオン駅」から「リュクサンブール公園」までは徒歩10分。「オデオン駅・2番出口」から出て、赤い屋根のカフェがある「オデオン通り」に入ります。「オデオン広場・オデオン座」をとおり抜けていくと、「リュクサンブール公園」の入口に着きます。
4号線「サン・ジェルマン・デ・プレ駅(Saint-Germain-des-Prés)」や「サンシュルピス駅(Saint-Sulpice)」からも徒歩圏内。駅すぐの「サンジェルマンデプレ教会」や「サンシュルピス教会」を見学してから「リュクサンブール公園」でゆっくりするのもおすすめです!
【RERで行く】
RERの最寄り駅は、B線「リュクサンブール駅(Gare du Luxembourg)」。「リュクサンブール公園」目の前に出られるので、「リュクサンブール公園」に一番近い駅でもあります。
〖開演時間〗
夏季:7:30-21:30頃
冬季:8:15-17:00頃
〖公式サイト〗
http://www.senat.fr/visite/jardin/index.html
【リュクサンブール公園:魅力・見どころ!】
〖リュクサンブール宮殿〗

「リュクサンブール公園」がただの公共の公園でないのは、公園内に「セナ」と言う上院の(元老院と訳)議事堂があるからなのです。この上院「セナ」議会に対する下院は、国民議会である「ブルボン宮殿」で、「チュイルリー公園」付近にあります。また、上院は「リュクサンブール宮殿」とも言われており、公園の周辺には「オデオン座(Théâtre de l'Odéon)」・「サン・シュルピス教会 (Église Saint-Sulpice)」があります。
「マリー・ド・メディシス」が幼い頃過ごしたメディチ家の居城「ピッティ宮殿(Palazzo Pitti)」を模して改装した宮殿で、革命中は監獄として使用され、その後、権力を掌握したナポレオンの居住地となり、第二次世界大戦中はドイツ占領軍の空軍司令部が置かれる等、歴史的変遷を経て、現在に至ります。ヨーロッパ文化遺産の日 (9 月の第3土/日)に一般公開されています。
〖リュクサンブール美術館〗

「リュクサンブール美術館(Musée du Luxembourg)」は、1750年10月14日、「リュクサンブール宮殿」の東棟内にフランス初の公開美術館としてオープン。1793年に「ルーヴル美術館」が創設される前身となり、当初は「ルーベンス」・「レオナルド・ダ・ヴィンチ」・「ラファエロ」・「ヴァン・ダイク」・「レンブラント」といった王室コレクションを展示していましたが、1818 年に「ルイ 18 世」に統治下の王政復古期に、「ダヴィッド」・「アングル」・「ドラクロワ」といった、生存する芸術家専用の展示場となりました。その後、宮殿と庭園の管理が元老院に移り、現在の建物は 1884 年から 1886 年にかけて造られたもの。 2010年より再び「国立美術館協会(Réunion des Musées Nationaux)」の舵取りになり、現在、特別展専用の美術館として利用されています。
〖ショパンの像〗

公園内には沢山の銅像がありますが、音楽家の「ショパンの像」があります。1900 年に設置された「ポール・デュボア(Paul Dubois)(1829-1905)」作の「ショパン像」は1942 年に盗まれ1942年に撤去されましたが、ショパン没後150年を記念して、この記念碑がポーランド政府より寄贈されました。このブロンズ製の「ショパン像」は1872年に「ボレスワフ・サイレウィッチ(Boleslaw Syrewicz)(1835〜1899)」によって制作された大理石像のレプリカ。オリジナルは1929年からワルシャワの国立博物館に所蔵されています。
〖ギリシャ人の俳優〗

「セナ」から南に行かず、「パンテオン側」へ行くと「ギリシャ人の俳優」の銅像があり、ちょうどバックに「パンテオン」が見えます。俳優が左手に持っているのはテキストで、台本で練習している様子です。
〖メディシスの泉〗

公園の東側にある「メディシスの泉」は、 当初「ルイ13世」の母「マリー・メディシス」の依頼で作成され、 今ある像はギリシア神話の巨人で「ポリュペーモス」です。現在は静けさを好む人にうってつけの読書スポットになっています。
〖自由の女神〗

公園内の中央くらいには「自由の女神」があり、この「自由の女神」の左手には銘板を持っています。銘板には、フランス革命時の「バスティーユ牢獄襲撃」が起こった1789年7月14日の日付が刻まれています。「ウジェーヌ・ドラクロワ」の絵「民衆を導く自由の女神」と「バルトルディ」の母親をモデルにデザインされたこのモデルは、1889年に「フレデリック・オーギュスト・バルトルディ」自身の発注で制作され、1900年の「パリ万博」に出展。その後、「バルトルディ」はこの像を「リュクサンブール美術館」に収めることを望んだが果たされず、彼の死後、未亡人の提案によって1906年から2011年までの115年間庭園に置かれました。2012年7月、像は修復のために取り外され、修復後はオルセー美術館に収蔵。現在の像はその複製になります。
〖サンド像〗

「ジョルジュ・サンド(George Sand)(1804-76)」生誕100周年を記念して1904年に設置された「フランソワ=レオン・シカ―ル(François-Léon Sicard)(1862-1934)作/サンド像」。男装のイメージとはかけ離れた、フェミニンな姿が印象的です。
〖子供向けエリア〗

緑溢れる「リュクサンブール公園」には、子ども向けの遊具もたくさんあります。メリーゴーランドやポニーに乗ることもできます。ただし、自由に遊べるスペースと遊具の充実した有料エリアがありますので、ご注意ください!また、「リュクサンブール公園」では小さな子ども達に大人気の「マリオネット」と呼ばれる人形劇も定期的に開催されます。
【リュクサンブール公園周辺:魅力・見どころ!】
〖オデオン座〗

「リュクサンブール公園」を北に行くと「オデオン座(Théâtre de l'Odéon)」という新古典主義建築の国立劇場があります。1782 年 4 月、「王立劇団コメディ・フランセーズの劇場」として、「ルイ16 世」の王妃「マリー・アントワネット」臨席のもとに開場。長らく「コメディ・フランセーズ」のセカンド劇場として使用されましたが、1900年に「コメディ・フランセーズ」から離れ、現在は既存の演目の上演と諸外国の劇団や演出家による公演を両立させています。約1000 席の「ヨーロッパ劇場(Théâtre de l'Europe)」となっており、1844 年 4 月、「ショパン」は「サンド」と共にこの劇場を訪れ、「ソポクレス(Sophocle)」の『アンティゴネ(Antigone)』を観劇しています。
〖サン・スュルピス教会〗

「サン・スュルピス教会(Église Saint-Sulpice)」は、「オデオン座」から真っ直ぐ北に歩いて行くと右側に見えてきます。カトリックの聖堂で、「サン・シュルピス広場」の前にあり、大きさは「ノートルダム大聖堂」よりわずかに小さいくらいで、パリ第2の大きさです。
【カフェ・レストラン】
〖ル・ロスタン(Le Rostand)〗

「ル・ロスタン」は、公園を出た「ロスタン広場」にあり、とても有名なカフェです。「エドモン・ロスタン」というフランス人の劇作家がいましたが、その「ロスタン」の前に「ル」がついています。こちらのカフェではいくつもの映画の撮影があり、中でも有名なのは「パリ・ジュテーム(Paris, je t'aime)」という映画の舞台になったカフェです。
2006年に作られた短編20話のオムニバス映画で、その「カルティエ・ラタン」の部分で第17話の舞台になり、「ジェラール・デパルデゥー」が出演していました。その他、「ソルボンヌ大学教授・イスラム・カダレ」の著書「カフェロスタンの朝(Matinées au Café Rostand)」があります。
【基本情報】
ル・ロスタン(Le Rostand)
住所 : 6, PL Edmond Rostand, 75006 Paris France
電話番号:01 43 54 61 58
営業時間:8時00分~1時00分
定休日:なし
〖オ・ドゥ・オリーブ(Aux 2 Oliviers)〗

「オ・デゥ・オリーブ」は、「セナ」の真ん前にあるレストランです。雰囲気が良く、奥の席に大人数でも座れる、大きなテーブルがあります。料理はこだわりの素材を使い、オリジナルな料理を出しています。
【基本情報】
オ・ドゥ・オリーブ(Aux 2 Oliviers)
住所:22, rue de Vaugirard 75006 Paris France
電話番号:01 43 26 26 45
予算目安:アラカルトで前菜が8~、メインが19~、デザートが10ユーロから。
最寄り駅 : メトロ : Odéon(4号線)
営業時間:ランチ12時~14時/夜19時~22時
定休日:なし

いかがでしたでしょうか。
まだまだ観光地としての知名度も低く、地元の人たちが多く集う「リュクサンブール公園」。パリ観光の休憩地として、または朝のお散歩コースとしてなど、さまざまな楽しみ方ができるのも魅力です!
【基本情報】
リュクサンブール公園(Le Jardin du Luxembourg)
住所:13 Rue de Medicis- 75006 Paris
〖アクセス〗
【メトロで行く】:
最寄り駅はメトロ4/10号線「オデオン駅(Odéon)」。「オデオン駅」から「リュクサンブール公園」までは徒歩10分。「オデオン駅・2番出口」から出て、赤い屋根のカフェがある「オデオン通り」に入ります。「オデオン広場・オデオン座」をとおり抜けていくと、「リュクサンブール公園」の入口に着きます。
4号線「サン・ジェルマン・デ・プレ駅(Saint-Germain-des-Prés)」や「サンシュルピス駅(Saint-Sulpice)」からも徒歩圏内。駅すぐの「サンジェルマンデプレ教会」や「サンシュルピス教会」を見学してから「リュクサンブール公園」でゆっくりするのもおすすめです!
【RERで行く】:
RERの最寄り駅は、B線「リュクサンブール駅(Gare du Luxembourg)」。「リュクサンブール公園」目の前に出られるので、「リュクサンブール公園」に一番近い駅でもあります。
開演時間:
夏季:7:30-21:30頃
冬季:8:15-17:00頃
公式サイト:http://www.senat.fr/visite/jardin/index.html
※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。
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