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フランス パリ ルーブル美術館:魅力・見どころ・アクセス方法・入場方法・チケット購入方法・基本情報まで徹底ナビ!

更新日:2021年8月30日


こちらは、30万点ものコレクションを保有する世界三大美術館の一つ「ルーヴル美術館(Musée du Louvre)」です!


ダ・ヴィンチの最高作「モナ・リザ」や紀元前のギリシャ彫刻「ミロのヴィーナス」など、紀元前から中世19世紀頃までの名作コレクションの宝庫として知られおり、パリの観光には欠かせない見学スポット!美術館の建物自体も12世紀頃より宮殿として使われていたもので、貴重な建築物として見学価値があります。


展示コレクション数や6万平米以上の展示面積より全ての作品を観覧するのに1週間はかかると言われおり、来館者数も世界最大!今回はそんな、規格外のスケールを誇る「ルーブル美術館」の魅力・見どころ・アクセス方法・・入場方法・チケット購入方法・基本情報まで詳しくご紹介させていただきます!

 

【ルーヴル美術館:基本情報】

 

〖歴史・概要〗

展示品の内容は絵画、彫刻、家具、工芸品と幅広く、年代も古代から19世紀中頃までと非常に長く、建物は13世紀に要塞として建てられ、城館となってから歴代の王によって拡張されました。コレクションは「フランソワ1世」がイタリア絵画12点を収集したことに始まり、「ルイ14世」の時代には2500点にのぼりました。


王政崩壊後の1793年、宮殿の一部が「諸芸術の中央美術館」として公開され、「ナポレオン1世」の統治下、遠征の戦利品を展示するために改装も行われました。1981年には計画が決定したルーヴル大改造計画「グラン・ルーヴル」により、中庭にガラス張りのピラミッドが誕生しました。このときの工事で「フィリップ・オーギュスト(フィリップ2世)」時代から「シャルル5世」までの城塞跡が発見されました。この遺跡は「シュリー翼」で公開されています。


〖住所〗


Place du Carrousel, 75001 Paris, France


〖電話番号〗


+33140205050


〖アクセス〗

地下鉄1番線・7番線で「ルーヴル美術館」の最寄り駅「Palais-Royal/Musée du Louvre(パレ・ロワイヤル/ミュゼ・デュ・ルーヴル)」に行くことができます。

「パレ・ロワイヤル/ミュゼ・デュ・ルーヴル駅」の構内には、上の写真のように出口についての案内が出ています。「ルーブル美術館」は以降で解説するように複数の入場口がありるのですが、「パッサージュ・リシュリュー入口」から入場する場合は、1番出口が便利です!


【ルーブル美術館の入口】

ルーブル美術館には、①ピラミッド(中央入口)、②パッサージュ・リシュリュー入口、③カルーゼル入口、④カルーゼル凱旋門の4つの入口があります。

※営業再開後は、①ピラミッド(中央入口)からのみの入場になっています


チケットを当日購入する場合やパリ・ミュージアムパスを時間指定入場券なしで利用する場合は、①ピラミッド(中央入口)からの入場になります。開館直後は平日にも関わらず長い行列ができていますので、夏の暑い時期は炎天下に並ぶことになりますので、気をつけてください!


②パッサージュ・リシュリュー入口、③カルーゼル入口、④カルーゼル凱旋門(最終的に③と同じ)はオンラインチケット専用の入口のため、チケット売り場はありません。事前購入専用の入口なので行列は短く、時間指定チケットの場合はほぼ行列なしの状態で入場することができます。パリ・ミュージアムパスで時間指定の入場券を予約した場合もこの入口を利用できます。なお、①ピラミッドにもオンラインチケット専用の列があります。


【パッサージュ・リシュリュー入口】

ルーブルの北側を走る「リヴォリ通り」に「パッサージュ・リシュリュー入口」へ行く通路があるのですが、少しわかりづらい場所にあります。通路の真ん中あたりに入口があり、通路は2列、左側は時間指定チケットの列で右側は通常のオンラインチケットの列です。

繁忙期を除き、開館時間の少し前に並んでいれば時間指定なしのチケットでもほぼ待ち時間なしで入場できます。なお「パッサージュ・リシュリュー入口」を利用できる時間は、月・木・土・日は9:00-17:30、水・金は9:00-18:30。夜間開館のときは利用できないので注意してください。


【カルーゼル入口&カルーゼル凱旋門】

「ルーブル美術館」に隣接したショッピングセンター「カルーゼル・デュ・ルーヴル」からの入口。「カルーゼル・デュ・ルーヴル」に入るには「カルーゼル入口」と「カルーゼル凱旋門」の2つの入口があります。

👆Google Mapで見ると「リヴォリ通り」のこのあたりにあります。ショッピングセンター「カルーゼル・デュ・ルーヴル」への入場口ですので、「ルーブル美術館」の開場時間より早く、8時すぎには空いています。

建物に入ったらエスカレーターを2つ降り、ショッピングセンターの通路を進みます。通路を右手の通路にいくとタバコ屋さんがあり、突き当たりが「ルーブル美術館」の入口になります。

そしてもう一箇所、「カルーゼル凱旋門」の横からも「カルーゼル・デュ・ルーヴル」に入れます。写真右側(👇)ところが「カルーゼル・デュ・ルーヴル」に降りる階段です。


〖入場料金〗

ルーブル美術館の入場料(当日券):€15

ルーブル美術館の入場料(オンライン事前予約):€17

※18歳未満は無料

※一般も毎月第一日曜日と7月14日(フランス革命記念日)は無料

※毎週金曜日18時以降は、国籍問わず26歳未満の方は常設展示室が入場無料 (年齢を証明する身分証明書が必要)

※2019年から第一土曜日の18:00~21:45は入場無料での夜間開館になっています。


【チケットの種類】

①ルーブル美術館の窓口でチケットを当日購入:€15

②パリ・ミュージアムパス(Paris Museum Pass)を購入:€52(二日券)

③オンラインで入場時間指定の入場チケットを事前購入:€17


【チケット購入方法】


「ルーブル美術館」の公式サイトは英語での予約になりますので、以下で予約方法を解説します。


・まずは公式サイトのチケット購入のページにアクセスします。

・次にルーブル美術館を見学する日付を選択し、入場する時間を選択します。30分単位で時間が区切られており、最後に購入するチケットの枚数を選びます。選択し終わったら Confirm をクリックします。

・購入するチケットの情報を確認しましょう!確認したら Confirm をクリックします。

・次にチケットの予約には利用者登録が必要となるため、画面の右側にあるSign up をクリックします。

・次に利用者情報を入力します。入力が必須なのは下記の項目です。

Title:敬称 Mr(男性) / Ms(女性)

Last name:姓

First name:名

Email:電子メール

Confirm Email:電子メール(確認用)

ZIP Code:郵便番号

City:都市名(都道府県)

Country:Japanを選択

Password:パスワード

Confirm Password:パスワード(確認用)

すべて入力したら Payer (支払い) をクリックします。

・次に入場者全員のTitle(敬称)、Last name(姓)、First name(名)を入力し、Payment(支払い)をクリックします。

・最後にクレジットカード番号、有効期限、カード裏の3桁の数字を入力します。

・決済に成功すると入場チケットのダウンロード画面になります。Download your tickets to printをクリックすると印刷用のPDFが、Your Mobile-ticketsをクリックするとスマホで提示する用のPDFをダウンロードできます。入場券のPDFをダウンロードするリンクは、確認メール中にも記載されています。

 

以上が公式サイトでのチケット購入方法となりますが、公式サイトから事前予約される場合は英語での購入となります。しかし、いざ英語サイトでの購入となると、不安がつきものですよね。希望の日時にきちんと予約が取れているか、予約したチケットに不具合がないか、当日まで不安な気持ちで過ごされる方もいらっしゃると思います。


その場合は日本語予約できるツアー会社を利用するのをおすすめします!日本語で購入でき、サポートも日本語ですので安心ですし、また【公式サイト】とほぼ同額で購入できるのも嬉しいポイントです!➡

 

【美術館共通パス:パリミュージアムパス (Paris Museum Pass)】

「パリミュージアムパス」での入場は、入場券購入の長蛇の列に並ぶ必要がありませんので時間短縮に大変便利です。「ルーブル美術館」など大行列が予想される美術館に見学予定の場合は、「パリミュージアムパス」を利用した方が効率的です。また美術館を一日で3箇所以上見学する場合で、数日かけて他の美術館にも行かれる方は「パリミュージアムパス」の利用がお得です。


「パリミュージアムパス」を購入する➡


☆パリ・ミュージアムパスで時間指定入場チケットを無料予約する方法☆


パリ・ミュージアムパスの所持者は、無料でルーブル美術館の時間指定入場券を予約できますので、以下ではその手順を解説します。

ルーブル美術館公式サイトのチケット予約ページには、上の画像のようにパリ・ミュージアムパス用の無料予約のリンクがあり、クリックすると予約ページに直接アクセスすることができます。

予約画面はスマホで正しく表示されないケースがあるようです。この場合、スマホのブラウザの設定をPC版ページを表示にするとスマホでも予約ができます。Androidのブラウザの場合は、画面右上の設定で、PC版サイトをチェックします。表示がフランス語になっていたら、画面右上のSelect LanguageからEnglishを選んで切り替えます。


以上の設定が完了したら、、、


・まず最初に、カレンダーから入場日の日付を選択します。予約可能な時間帯が30分単位で表示されますので、入場する時間帯を選択します。最後に予約する入場券の枚数を入力し、入力が終わったらConfirmで次に進みます。

・次に予約の確認画面になります。価格が「PMP – Free Reservation(パリ・ミュージアムパスでの無料予約)」となっています。間違いがなければ、Confirm your order(予約の確認)で次に進みます。

・次にログイン画面に行くのですが、ルーブル美術館の予約サイトではユーザー登録が必要です。ユーザー登録するには、画面右側のSign upをクリックします。

ユーザー登録画面には下記の情報を入力します。入力必須は下記の項目です。


Title:敬称 Mr(男性) / Ms(女性)

Last name:姓

First name:名

Email:電子メール

Confirm Email:電子メール(確認用)

ZIP Code:郵便番号

City:都市名(都道府県)

Country:Japanを選択

Password:パスワード

Confirm Password:パスワード(確認用)


利用規約への同意をチェックして、Proceed to paymentをクリックします。

・次に、氏名とミュージアムパスの裏面に記載された「N°de série(シリアル番号)」を入力します。入場時に、入場券に登録されたシリアル番号とミュージアムパスのシリアル番号が同じかチェックがあります。パスの裏側には2つ番号が記載されていますが、下に記載された番号です。入力したらPaymentをクリックします。

・以上を終えると時間指定入場券の発行が完了します。Download your tickets to printをクリックすると印刷用のPDFが、Your Mobile-ticketsをクリックするとスマホで提示する用のPDFをダウンロードできます。入場券のPDFをダウンロードするリンクはメールでも届きます。

こちらがスマホ提示用のチケットで、当日はスマホの画面を見せて入場します。

〖営業時間〗


月曜日・木曜日・土曜日・日曜日:9:00-18:00

水曜日・金曜日:9:00-21:45

※第一土曜日の18時から21:45までは入場無料での夜間開館

※営業再開後は水/金の延長入場が休止されています(2021年8月現在)。最新情報は公式ページを確認してください。


〖休館日〗


毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日


〖公式サイト〗


https://www.louvre.fr/

 

【ルーブル美術館:MAP(構成)】

 

「ルーブル美術館」は、ピラミッドから美術館に向かって左側の「リシュリー翼」、正面の「シュリー翼」、右側の「ドゥノン翼」の3つの翼棟で構成され、地下2階(-2)、地下1階(-1)、地上0階、地上1階、地上2階の5層あります。日本でいう地上1階が0階になっているので、注意してください。入場は地下2階からになります。


エリア別の展示品は以下の通りです。


【ドゥノン翼】:

・イスラム美術

・ローマ帝国支配下の地中海オリエント美術

・イタリア・スペイン絵画、彫刻

・19世紀フランス絵画

・イギリス絵画

・アポロンのギャラリー、王冠のダイヤモンド

・ギリシア・エトルリア・ローマ美術

・エジプトのコプト美術


【リシュリー翼】:

・14〜17世紀フランス絵画

・ドイツ・フランドル・オランダ・北方絵画

・中世、ルネサンス、17・19世紀工芸品

・ナポレオン3世の居室

・フランス彫刻

・メソポタミア・古代イラン美術


【シュリー翼】:

・17〜19世紀フランス絵画、パステル画、工芸品

・ギリシア・エトルリア・ローマ美術

・ファラオ時代のエジプト美術

・古代イラン・アラビア・レヴァント美術

・ルーブルの歴史・中世のルーブル

「ルーブル美術館」はとにかく広大ですので、マップガイドがないとすぐ迷子になってしまいます。詳細なガイドマップが必要な場合は、オーディオガイドを借りるのが一番です。そこまで必要ないという方は、現地でもガイドマップを入手することができます。


ただ、このガイドマップは簡素すぎて見どころがどこにあるか把握するのにあまり役立ちません。そこでおすすめなのが「ルーブル美術館」の公式サイトからダウンロードできる館内の見取り図です。こちらは、詳しく見どころの作品が紹介されていますし、展示室の番号も記載されています。リンクからPDFをダウンロードできます。事前に印刷するかスマホにダウンロードしておくと便利です。➡ルーブル美術館のフロアマップ(公式サイト)

また、各フロアには上の写真のような見どころが記載されたフロアマップが配置されています。メモ代わりにこの写真を撮っておくと便利です。ただし、改装に関する情報は現状では反映されていないので、実際には見られない作品が2階を中心に多くあります。


【オーディオガイドについて】

「ルーブル美術館」のオーディオガイドは、〖専用のNintendo 3DS XLをレンタル〗・〖自分のiPhoneで公式アプリをダウンロード〗の2つの方法で利用できます。Nintendo 3DS XL版のオーディオガイドのレンタル料金は€ 5です。利用はパスポートと交換になります。オーディオガイドは「ドゥノン翼」や「リシュリュー翼」のゲートに入る手前で借りられます。

 

【ルーヴル美術館:魅力・見どころ!】

 

〖ドゥノン翼 1階〗

「ドゥノン翼」は皆が知っている有名作品が数多く展示されていますし、混雑すると「モナリザ」に近づくのが大変になってしまいますので、真っ先にドゥノン翼1階の「モナリザの間(展示室711)」に向かうことをおすすめします!ゲートのある地下1階から地上0階、地上1階とあがります。上の写真のように「モナリザの間」へのルートはわかりやすく表示されているので、これに従い向かいましょう。


【レオナルド・ダ・ヴィンチ:モナ・リザ】

これを見なければ「ルーブル美術館」は語れない、大目玉となる絵画・通称「モナ・リザ」。イタリア画家「レオナルド・ダビンチ」の数少ない完成した絵画のひとつで、「ルーブル美術館」で一番有名な作品です。この作品の歴史は未だ闇に包まれており、モデルの素性、制作にかけた時間、画家が作品を保有していた期間、そしてフランス王室コレクションに収蔵された経緯など全てが明らかになっていません。ちなみに、「ルーヴル美術館」の公式サイトでは、「フランチェスコ・デル・ジョコンドの妻、リーザ・ゲラルディーニの肖像」(ラ・ジョコンド)という作品名になっています。


明るくない色調で描かれた人物は喪に服した服装をしており、貞節さを象徴しています。

およそ貴族階級を示す要素の何もない非特徴的本作ですが、どこか見るものを引きつけ、レオナルド芸術の奥深さを感じさせます。とにかく混み合う場所なので、団体ツアーが到着する前の、開館すぐに訪れるのがベストです!


【ヴェロネーゼ :カナの婚礼】:(1562-1563年) ドゥノン翼/1F/モナリザの間(711)

「カナの婚礼」は、キリストがガリラヤのカナにて婚礼の祝宴に呼ばれた時、ワインが足りなくなったときに水をワインに変えるという最初の奇跡を起こした光景が描かれています。「ルーブル美術館」で一番大きな絵画で、縦6.62m、幅9.9mもあり、もともとはイタリア・ヴェネチアの「サンジョルジョマッジョーレ修道院」の食堂に飾られていたものを、ナポレオン一世がフランスに持ち帰ったのです。作者は、ヴェネチア派のイタリア人画家ヴェロネーゼ。


100人近い人が登場していますが、人々の服装や豪華な建物などから、当時のヴェネチア共和国の栄華が伺い知れます。画面上部に行くに従って人物たちが小さく、そして薄くなる構成は、見る人を引き込むような遠近法の手法の効果があらわれています。ちなみに、中央前列で白い服を着て楽器を演奏しているのは、ヴェロネーゼ本人の自画像です。


【ティントレット:聖母戴冠(天国)】:(1564年頃) ドゥノン翼/1F/モナリザの間(711)

「聖母戴冠(天国)」は、ティントレットがベネチアの「ドゥカーレ宮殿」の大評議の間を装飾するために描いた「天国」の最初の図案です。こちらの「天国」は世界最大の油絵として有名です。


【レオナルド・ダ・ヴィンチ:岩窟の聖母】:(1483-1486年頃) ドゥノン翼/1F/グランド・ギャラリー

「岩窟の聖母」も「モナ・リザ」と同じくレオナルド・ダ・ヴィンチの作品です。約2mの作品で「ヘロデ王」の幼児虐待から逃れるために岩の洞窟に隠れている場面が描かれています。イギリスの「ナショナル・ギャラリー」にも同じ構図の「岩窟の聖母」がありますが、「ルーブル美術館」に所蔵されている方が先に書かれたものと言われています。


【ヴォルテルラ:ダヴィデとゴリアテの戦い】:(1555-1556年) ドゥノン翼/1F/グランド・ギャラリー

旧約聖書に登場するぺリシテの巨人兵士・ゴリアテを若きダビデが倒すシーンを描いたものです。中央に飾られており、グランド・ギャラリーの背景とマッチしています。


【ボッチチェリ:ヴィーナスと三美神】: (1483-1485年頃)ドゥノン翼/1F/706

「フィレンツェ・ウフィツィ美術館」にあるヴィーナスの誕生、プリマヴェーラで有名なボッチチェリのフレスコ画です。このフレスコ画ももとはフィレンツェにあったものになります。


【ドラクロア:ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠】(1805–1807年) ドゥノン翼/1F/702

「カナの婚礼」に次いでルーブルでは2番目に大きい絵画で、描いたのは「ナポレオン1世」の主席画家である「ジャック・ルイ・ダヴィッド」。ダヴィッドは新古典主義に則った水平軸・垂直軸を意識し、総勢150名の参列者が視線を中心人物のナポレオンに向けるという構図を取っています。


最初はナポレオン自身の戴冠を描写する予定でしたが、傲慢な印象を与えるため、皇妃「ジョゼフィーヌ」に戴冠する姿に変更。実際には、反発して欠席した「ナポレオン」の母などが描画されていることでも有名です。


〖ドゥノン翼 2階〗

【ドラクロワ:7月28日-民衆を導く自由の女神】: (1831年) ドゥノン翼/2F/モリアン(700)

ドラクロワが描いた1830年のフランス7月革命を主題とした絵画です。マスケット銃を左手にフランス国旗を右手で掲げる女性が自由の女神のシンボルとして描かれています。女神の姿はフランスの国民的英雄「ジャンヌ・ダルク」を彷彿とさせ、フランスの長い歴史、とりわけ王政への革命を感じることができます。ミュージアムショップには、このフランス国旗を持った女神をモチーフにしたグッズもあり人気があります。


【テオドール・ジェリコー:メデューズ号の筏】: (1818-1819年) ドゥノン翼/2F/モリアン(700)

フランス海軍の「フリゲート艦メデューズ号」がモーリタニア沖で座礁し、約150人の人々が粗末な筏で漂流しました。救出が遅く大半が死亡し、生存した15人も飢餓など狂気的な状況になった事件です。この絵画が制作された1818年ごろに描かれる題材は、歴史や聖書・神話の物語が主流でしたが、その中で社会的事件を歴史画のような壮大さで描いた革命的な作品です。「メデューズ号」は、フランス海軍の軍艦。船長は政治的な配慮によって任命された人物で、船長の経験不足も要因となって、船は座礁してしまいます。


大画面の中に人物がほぼ実物大で描かれ、そこに希望と絶望を同時に表現しています。死にゆく人と、生き延びようとする人の描写が圧巻の作品ですが、発表当時はあまりにも写実的なために賛否両論が出ましたが、現在では「テオドール・ジェリコー」の代表的な作品として高い評価を受けています。


【サモトラケ:ニケ】:フランス絵画の部屋を出た階段

フランス絵画の部屋を出ると階段があり、突き当たりにサモトラケのニケが展示されています。サモトラケのニケはヘレニズム時代を代表する彫刻で、サモトラケ島で見つかった勝利の女神ニケの彫刻ですが、頭と腕が失われています。スポーツメーカーのナイキの社名は女神ニケ(Nike)に由来しているのは有名な話です。ナイキのマーク「スウッシュ」はニケの羽をモチーフにしています。吹き付ける風によって巻き上がる衣服のひだ、海水に濡れて布地が肌に付いた体の線の美しさは必見!左側の翼はオリジナルですが、右は左を反転させて複製されたもの。「ドュノン翼」の1階から2階に上る階段の真中に展示されているので、下からも上からも観察することができます。


〖シェリー翼 1階&0階〗


【書記座像:(前2600-前2350年)】:シェリー翼/1F/635

「書記座像」は誰の像なのかは不明、にも関わらず「ルーヴル美術館」のエジプト美術で一番有名といっても過言ではありません。4000年以上前に作られたとは思えないほど鮮明で、生き生きとした姿には感動させられます。


54cmほどの坐像の人物はあぐらをかき、両膝でピンと張られた白い腰布を台のようにし、パピルスの巻物を広げています。右手には現在は消失していますが、筆を握り、文字を書いていた様子がわかります。古代エジプトでは、読み書きができる身分の高い人しか書記の職に就く事はできませんでした。必見なのは、目の象嵌細工で、赤い石目模様の入った白いマグネサイトの塊の中に水晶を嵌め込んで作っています。丹念に製作された眼球をぜひじっくりと観察してみてください。


【アメンヘテプ4世:(前1353-前1337年)】:シェリー翼/1F/638

「ツタンカーメン」の父親にして、古代エジプトで宗教改革を行ったのが「アメンヘテプ4世」。マルファン症候群の症状があったと言われ、尖ったあごや女性のような体型にその特徴が見られます。


【ゲベル・エル・アラクの短刀:(前3300-前3200年)】:シェリー翼/1F/633

「ゲベル・エル・アラクの短刀」は5000年以上前に高度な技術を使って作られた短刀で、。柄はカバの犬歯で作られています。また、一階降りた0階も古代エジプト文明の展示エリアになっています。


【ラメセス3世の石棺の桶:(前1184-前1153年頃)】:シェリー翼/0F/323

「ラムセス3世」は古代エジプトの全盛期を築いたファラオで、「ルクソール神殿」や「カルナック神殿」も建設しました。


〖リシュリュー翼&シェリー翼 2F〗

「シュリー翼1F」から「リシュリュー翼1F」に移動すると、ヨーロッパ装飾美術の展示エリアになります。ちなみに、「リシュリュー翼」の名前は三銃士では敵役の「リシュリュー枢機卿」に由来しており、物語では悪役でしたが実際には立派な宰相でした。「リシュリュー翼1F」をさらに進むと、贅沢な装飾が施された「ナポレオン3世」の居室を見学できます(展示室544)。

また、「リシュリュー翼1F」には「カフェ・リシュリュー」がありますので、疲れた方はここで一旦休憩するのも良いでしょう。ここまでで1Fの展示品はほぼ見終わります。次に「フランス絵画」、「北ヨーロッパ絵画」が展示される2Fに上がります。


【ラ・トゥール:ダイヤのエースを持ついかさま師】: (1635年) リシュリュー翼/2F/910

ラ・トゥールの「ダイヤのエースを持ついかさま師」はフランス絵画の傑作の一つ!右側の青年が中央の娼婦とグルになってるいかさま師の男にカモにされている光景です。


【フェルメール:レースを編む女】: (1669‐1670年頃) リシュリュー翼/2F

現存する作品が少ないことで知られる「フェルメール」の2作品をルーヴルでは鑑賞することができます。小さい絵ですが「フェルメール」の魂が伝わってきます。縦24cm×横21cmと「フェルメール」の作品の中でもっとも小さな絵画です。実際に作品を見ると、想像よりも小さいサイズに驚くことでしょう。


レモン色とフェルメール・ブルーと呼ばれる鮮やかな青色のコントラストが印象的な作品で、レースを編む女性の姿を指先の細部に渡って優美に描いています。「ルノワール」や「ゴッホ」といった芸術家を魅了した作品としても有名なこの作品は必見です!すぐ隣には同じくフェルメールの「天文学者」があり、生涯に30数点しか作品を残さなかった貴重な1点なので、見逃さないようにしてください。「レースを編む女」と同じく、窓から差し込む光をうまく表現して、作品に臨場感を与えています。


【イアサント・リゴー:ルイ14世の肖像】: (1701年) リシュリュー翼/2F/916

「ルイ14世」は「太陽王」と呼ばれ、フランス王国の黄金期を築きました。「ヴェルサイユ宮殿」はその象徴で、「ヴェルサイユ宮殿」の「アポロンの間」にも同様の肖像画飾られています。


〖リシュリュー翼0F〗

傑作絵画の宝庫である「リシュリュー翼3F」の見学が終えたら0Fに降りましょう(0Fは日本で言うと地上1階)。


【バビロンの王のハンムラビ法典】: (紀元前1792-1750年) リシュリュー翼/0F/227

「バビロンの王のハンムラビ法典」は、「ハンムラビ王」によって作られた法令集および歴史書です。高さ2m以上と見上げるほどの大きさの石碑には楔文字とアッカド語で、日常生活に関する規則、家族や奴隷、農業や行政の権利、婚姻や遺産相続などについて書かれています。誰もが教科書で見てきた、この極めて重要な歴史的資料は必見です!


また、「目には目を歯には歯を」というフレーズは有名ですね(ハンムラビ法典にこの通り書いてあるかは不明)。これは「復讐しろ」という意図でなく「何か悪いことをしてしまったら等価なもので償う必要がある(だから、するな)」ということを意味する、つまり過剰な復讐合戦を禁止する文言です。


【射手のフリーズ】: (紀元前510年頃) リシュリュー翼/0F/307

「射手のフリーズ」は、不滅の軍隊といわれた「ダレイオス一世」の最強の軍隊が描かれている宮殿の壁です。


【ヌ・バンダ・エビフ・イルの彫像】: (前2400年頃) リシュリュー翼/0F/234

「ヌ・バンダ・エビフ・イルの彫像」は、シリアの「マリ遺跡」で発掘されました。自らの存在を永遠のものにするために、自分の像を神殿に供えるために作られました。


【ミロのヴィーナス】:ドゥノン翼側/展示室345

「ミロのヴィーナス」は、1820年に「メロス島」で発見されたギリシア彫刻です。ローマ神話では、女神「ビーナス(ウェヌス)」と呼ばれますが元のギリシア神話では、女神「アフロディーテ」と呼ばれるため、像の正式名称は「アフロディーテ」になります。

発見時から両腕と左足がなかったので、実際はどういうポーズだったのかは、様々な説が唱えられています。両腕のない姿は、それゆえに美しさを際立たされているとも言われており、この作品は正面だけでなく、後ろや横からも見られる展示です。あらゆる角度からビーナスの美しさを堪能することができます。


【ミケランジェロ:チェルヴェテリの夫妻の棺】:(前520‐510年頃) ドゥノン翼/0F/420

「チェルヴェテリの夫妻の棺」は、ギリシア・ローマ時代、イタリア半島にあった国家エトルリアの美術作品の代表的な作品です。


【ミケランジェロ:瀕死の奴隷】: (1513—1515年) ドゥノン翼/0F/403

1505年から製作が始まった教皇「ユリウス2世」の墓のために、1513年に「ミケランジェロ」が製作した彫像で、のみの跡が多くみられることから、未完だと言われている作品です。鎖に繋がれた2体の捕虜像が表わす感情は相反しており、1人は非常に若く美しく、おそらくこれから永遠の眠りに入るであろうことから「瀕死の奴隷」と呼ばれています。もう1人は、より荒々しく抵抗する様子を見せており「抵抗する奴隷」と名がつけられました。この図像のテーマは知る手がかりがほとんどなく、未だ謎の多い作品ですが「ミケランジェロ」が本物さながらに築いた2体の「静と動」には高い評価がなされています。


〖ドゥノン翼 -1F(地下1F)〗