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フランス パリ ロダン美術館:魅力・見どころ・アクセス方法・入場方法・チケット購入方法・基本情報まで徹底ナビ!


こちらは、かの有名な『考える人』・『地獄の門』の作家「オーギュスト・ロダン」の作品をメインに、彼のコレクションである美術品が展示されている美術館「ロダン美術館(Musee Rodin)」です!


パリ7区の閑静な住宅街に位置し、コレクションの中には「ゴッホ」の『タンギー爺さん』など誰もが知る有名な作品、そして「ロダン」の恋人であり彫刻家だった「カミーユ・クローデル」の作品なども展示されています。


今回はそんな、「ロダン美術館」の魅力・見どころ・アクセス方法・入場方法・チケット購入方法・基本情報まで詳しくご紹介させていただきます!

【ロダン美術館:基本情報】

〖歴史・概要〗

「ロダン美術館」は、パリ7区セーヌ左岸「アンヴァリッド」に隣接する閑静な住宅地の一角にあります。1908年から亡くなる1917年までの間、彼がアトリエ兼住居として使っていた「ビロン邸」をそのまま美術館にしたもので、1911年にフランス政府が「ビロン邸」を買い取ろうとした際に、この館を気に入った「ロダン」が自分の作品の寄付を条件に美術館として使ってほしいと提案したのが「ロダン美術館」誕生のきっかけです。


1919年、「ロダン」の死の2年後に開館された美術館には、6,600点の彫刻、7,000点のデッサン、「ロダン」の収集した美術品などが収蔵されている。また、この館は当時の所有者によって一時期若いアーティストたちに提供され、「ロダン」とともに詩人の「リルケ」や「ジャン・コクトー」、画家「アンリ・マティス」、舞踊家「イサドラ・ダンカン」などが住んでいた時代もありました。


【オーギュスト・ロダンについて】

「ロダン」は、生まれてから人生の一部をパリ郊外で過ごし、幼少の頃から美術や絵に興味を持ち、「絵を描くことが好きになった」といいます。13歳で芸術と数学の専門学校「ラ・プティット・エコール」に入学し、学業の後、「セーヴル」の磁器工場で職人として働き、デザイナーとしても活躍しました。年月を経て、「ロダン」はより目に見えるようになり、彼の作品は成功を収め始めました。多くの芸術家とは異なり、「ロダン」は生前に作品の認知度と名声を得ることができました。今日に至るまで「ロダン」は視覚芸術界以外で知られる数少ない彫刻家の一人なのです。


〖住所〗


77 Rue de Varenne, 75007 Paris,


〖電話番号〗


+33144186110


〖アクセス〗

「ロダン美術館」の最寄り駅はメトロ13号線・バレンヌ(Varenne)という駅になります。メトロの出口を出たらUターンするようにして進み、1本目の道を左に曲がるとすぐ「ロダン美術館」があります。

メトロの出口から歩いて約3分ほどで美術館の入口に着きます。美術館の表示と大きな門があるのですぐに分かるでしょう。門から入ると荷物検査のゲートがあり、チェックが終わると右手にチケット売り場がありますので、当日券を購入する方はこちらで!

また、チケット売り場の隣では無料で荷物の預かりも行っています。美術館鑑賞ではかさばる貴重品以外の大きな荷物はここで預けておきましょう!


〖入場料金〗

・一般:10€

・割引(18~25歳)/(水曜日の18時以降):7€

・18歳未満:無料

※上記料金は常設展示、企画展、庭園見学の入場が含まれています。

※割引き対象者、無料対象者は、各証明書やパスポートの提示が必要です。


・庭園のみの見学:一般 4€/18~25歳 2€/18歳未満無料。

・18~25歳までのEU圏国籍者:常設展示と庭園が無料/企画展見学のみ5€。

・その他無料対象者:身体障害者、美術史の学生、失業者


【オーディオガイド貸出し】

・料金:一般 6€

※対応言語:フランス語、英語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語


【一般無料の日】

・毎月第一日曜日


【美術館共通パス:パリミュージアムパス (Paris Museum Pass)】:

パリの美術館共通パス「パリミュージアムパス」は、「ロダン美術館」でも使えます。「パリミュージアムパス」での入場は、入場券購入の長蛇の列に並ぶ必要がありませんので時間短縮に大変便利です。「ルーブル美術館」など大行列が予想される美術館に見学予定の場合は、「パリミュージアムパス」を利用した方が効率的です。また美術館を一日で3箇所以上見学する場合で、数日かけて他の美術館にも行かれる方は「パリミュージアムパス」の利用がお得です。


「パリミュージアムパス」を購入する➡

〖営業時間〗


火曜日~日曜日:10:00~17:45

※最終入館時間は17:15

水曜日:10:00~20:45

※最終入館時間は20:15


〖閉館日〗

 

月曜日、1/1、5/1、12/25


〖公式サイト〗


https://www.musee-rodin.fr/


【館内マップ】



展示室は1階と2階に16室あり、年代順に展示されています。常設作品のほか、随時企画展も行われています。

【ロダン美術館:魅力・見どころ!】

〖地獄の門(La Porte de l’enfer)〗

イタリアの詩人ダンテの「新曲」の中に登場する、地獄への入り口となる門。その門を再現したブロンズ製のこの門は間違いなく「ロダン」の代表作で見逃すわけにはいきません!世界に7つあると言われ、そのうち2つは「上野国立西洋美術館」・「静岡県立美術館」と日本でも観ることができます。

残念ながら未完で終わってしまった「地獄の門」の制作。作品を構成する群像はひとつひとつ独立した作品として評価されています。有名な「考える人」もその一つで、地獄の門の中央で腰掛けて下を向いている様子を観ることができます。


〖考える人(La Penseur)〗

「考える人」は実は「地獄の門」から独立して作られた作品ということはご存知でしょうか。「地獄の門」を見た後だと、その大きさと迫力に圧倒されます。「考える人」は「地獄の門」の中で、熟考する「ロダン」の姿を現したものや考える「ロダン」自身の姿などと言われていますが、真相は定かではありません。「考える人」というタイトルではありますが、実際は地獄に落ちる人々を眺めている姿とも言え、単独で見るよりも「地獄の門」を見た後に見る方が何倍も面白く、深みのある作品です。


〖カレーの市民(Les Bourgeois de Calais)〗

「カレー市」は、英仏百年戦争で1年以上に渡って包囲されたフランス北部の街。イギリス軍の要求をのんで、攻撃をやめることと引き換えに、街の城門の鍵と先導者をイギリス軍に差し出しました。右側に立っている人物「ジャン=ダール」の両手に握られているのが「城門の鍵」で、それから約500年を経て、自ら犠牲となることを志した6人の名士達を讃える目的で、カレー市がロダンに作成を依頼したのが、本作「カレーの市民」です。


カレー市としては英雄的な表現を期待していましたが、「ロダン」は死を目の前にした苦悩に満ちた姿で6人を表現しました。この作品の成り立ちを知らずに鑑賞した人も、立ち尽くす6人の姿勢や表情などから、この作品に、人間の深く複雑な内面が表されていることに気付くでしょう。


〖3つの影(Les Trois Ombres)〗

こちらも「地獄の門」から独立して作られた像で、庭園に展示されています。3人の男性はすべて「(アダムとイブの)アダム」。同じモチーフを複数回使うことにより『時間と空間の超越』を表現しています。「地獄の門」では、これに限らず同じ形の人物の反復がいくつか見られます。「地獄の門」自体は重いテーマを持った作品ですが、こうして木漏れ日の輝く庭で、「3つの影」を見ると、美しさと力強さが際立ちます。


〖接吻(Le Baiser)〗

「接吻」は、ダンテの長文叙事詩「神曲」の中の悲恋をテーマにしたもので、禁断の接吻を交わすふたりの心情までもが伝わってきます。


〖カテドラル(La Cathedrale)〗

「カテドラル(大聖堂)」というタイトルですが、実際は2人の手がモチーフとなっています。「この手の意味は何なのか?」・「誰の手なのか?」・「カテドラルと名付けた理由は?」というのは全く明かされておらず、知るのは「ロダン」のみ。不明な点が多く、見る人の想像をかきたててくれます。なお、この彫刻以前は手だけをモチーフにすることはなく、全身、または上半身のみを題材とすることが多く、その意味でも意義のある作品です。


〖ゴッホやモネなど印象派の展示〗

美術品収集家でもあった「ロダン」は、「ゴッホ」の「タンギー爺さん」をはじめ、「モネ」や「ルノワール」などの作品も所蔵していました。そのため「ロダン美術館」では、「ロダン」の作品の他に、「ロダン」が収集した素晴らしいコレクションも合わせて鑑賞することができます。