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フランス パリ ヴォージュ広場:魅力・見どころ・アクセス方法・基本情報まで徹底ナビ!


こちらは、パリの真ん中、3区と4区にまたがる「マレ地区」に美しい緑を添えている「ヴォージュ広場(Place des Vosges)」です!


パリ最古の広場として知られており、四方をルネサンス様式の赤レンガの館に囲まれた美しい広場で、現在では流行の発信地と呼ばれるほど、オシャレに敏感なパリジャンが集まる場所です。


今回はそんな、「ヴォージュ広場」の魅力・見どころ・アクセス方法・基本情報まで詳しくご紹介させていただきます!

 

【ヴォージュ広場:基本情報】

 

〖歴史・概要〗

「ヴォージュ広場」には、かつて1388年に築かれた「トゥルネル宮殿」という王宮がありました。1559年、フランス国王「アンリ2世」の娘「エリザベート」と「カール5世」の息子「フェリペ2世(スペイン王)」の婚姻の祝宴で馬上槍試合が行われた際、宮廷付スコットランド儀仗隊長「ガブリエル・ド・モンゴメリー」の槍が、「アンリ2世」の右目を貫くという事故がありました。致命傷を負った「アンリ2世」は、数日後に「トゥルネル宮殿」で死去。王の死後、哀しみに暮れた王妃「カトリーヌ・ド・メディシス」は、この宮殿に立ち入ることを拒み、16世紀半ばにこの宮殿は取り壊されてしまいます。


その後、1605年に国王「アンリ4世」の「パリを世界で一番美しい街にしたい」という思いにより、「トゥルネル宮殿跡地」に広場の建設が開始。1612年に完成したこの広場は、「王宮広場」と名付けられ、パリで初めての公共広場として解放されました。広場を取り囲む建物の 赤いレンガの美しさが印象的で、広場の名称は革命によって1800年に改称。「ヴォージュ」とは、フランス東部の地方の名で、当時「ヴォージュ県」が最も速く税金を納めていたため感謝の意を表して、この名称がつけられました。


「アンリ4世」はこの「王の広場」を取り囲む建物は全て同じ造りにしようと考え、広場を囲む36の邸宅には、多くの貴族や政治家や作家が住むようになりました。最も著名な人物は「ヴィクトル・ユゴー」でしょう。 ユゴーが暮らしていた6番地は 一般公開されており、美しい庭園は彼らの憩いの場でした。馬術競技なども行われていたそうです。現在は、アーケードのついたお店が並んでおり、広場を出た周辺も雰囲気のあるエリアです。「アンリ4世」のご希望通り、ここには今も上品で優雅な雰囲気が漂っています。


〖住所〗


Place des Vosges


〖アクセス〗

「ヴォージュ広場」の最寄り駅は、メトロ1、5、8号線の「バスティーユ駅」。または8号線の「シュマンヴェール駅」になります。「ヴォージュ広場」は、近年、日本人旅行者の間でも人気の高い「マレ地区」にありますので、散策がてら立ち寄ってみると、ゆったりとした時間を過ごすことができます。


〖公式サイト〗


https://www.maisonsvictorhugo.paris.fr/

 

【ヴォージュ広場:魅力・見どころ!】

 

〖美しいアーケードと庭〗

「ヴォージュ広場」の広場中央には1639年に建設され1829年に復元された「ルイ13世」の騎馬像が立っており、庭には左右対称となるように設計された4つの泉があり、その周りでは広場を訪れたパリ市民が気持ちよさそうに自分の時間を過ごしています。庭から周りを見回すと、無限に続くだまし絵のような美しい館に囲まれているのが分かります。広場を囲む3階建ての館は全部で36あり、勾配のきついスレート屋根と古い赤煉瓦の壁が特徴です。

屋根はフランス・ルネサンスの面影を残しており、最初に建てられた数軒は本物のレンガ造りでしたが、残りの館は建設工期を縮めるために木骨と漆喰で造られました(現在は漆喰の上にレンガ風の装飾が施されています)。館の下はアーケードになっており、優雅なカフェや高級ブティック、ギャラリーが並んでいるので、散策にとてもおすすめです!※ブティックやギャラリーは高所得者向けであることが多いです。


※アーケードとは※

「アーケード(arcade)」とは、アーチの連続する回廊のことで、フランス語では「アルカド」と発音します。元々「アルカド」はイタリア発祥の建築様式で、古代ローマ時代に造られたコロッセオやニーム近郊のポン・デュ・ガールにアーチ構造が見られます。夏でも涼しいアーチの回廊はその後フランスの建築に取り入れられます。そしてアルカドがさらに発展したものが19世紀に人気を集めたパサージュになります。


〖ヴィクトル・ユゴー記念館〗

オシャレなカフェやアートギャラリーが立ち並ぶ建物の回廊には、文豪「ヴィクトル・ユゴー」が1832年から1848年までの16年間をすごした邸宅があります。現在は「ヴィクトル・ユゴー記念館」として一般公開されています。規模は小さいですが、全7室ある各部屋のインテリアは必見です!


【基本情報】

住所:6 Place des Vosges, 75004 Paris

営業時間:10:00~18:00(火曜日~日曜日)

定休日:毎週月曜日、1月1日、5月1日、12月25日

料金:

常設展:無料

特別展:8ユーロ

18歳未満:無料

公式サイト:maisonsvictorhugo.paris.fr


〖サロン・ド・テ「カレット (Carette)」2号店〗

「ヴォージュ広場」の北側の回廊には、1927年創業の歴史あるサロン・ド・テ「Caretteカレット」の2号店があります。回廊のアーチを活かしたオシャレな雰囲気の店内に入ると、真っ先に目に飛び込んでくるのがショーケース!美味しそうなヴィノワズリーやパティスリーなどがずらりと並んでいます。

旅行者よりも地元の人たちがゆっくりとくつろいでいるのが印象的で、テラス席もあり、ヴォージュ広場を眺めながら贅沢な時間を味わえます。マカロンやエクレア、モンブラン、サントノレ、フルーツタルトなど、見た目もお味も絶品!サンドウィッチなどの軽食や食事のメニューも定評があります。


【基本情報】

住所:25 Pl. des Vosges, 75003 Paris,

電話番号:+33148879407

営業時間:7時30分~23時00分

公式サイト:https://paris-carette.fr/


〖ダマンフレール(DAMMAN Frères)〗

「ダマンフレール」は、1692年に「ルイ14世」からフランスにおける紅茶の独占販売権を与えられてから、今日まで世界中で愛されるブランドとして営業を続けています。パリ市内には6店の直営店を構えるほか、ギャラリーラファイエット、ボンマルシェなどでも販売されています。どの店舗も洗練されていてオシャレなのですが、やはり「ヴォージュ店」が最も歴史があり風格を感じます。

ここでは、お茶、それぞれの香りを嗅ぐことができ、数百種類のお茶があると言われていますので、選び出すとなかなか決められなくなってしまいます。「ヴォージュ店」の醍醐味は、なんと言っても後ろにある無数のお茶の缶の中から、好みのお茶を購入出来ることです。自分好みの味を伝えることはなかなか難しいので、最初はベーシックなものをオーダーすると良いでしょう!


【基本情報】

住所:15 Pl. des Vosges, 75004 Paris,

電話番号:+33144540488

営業時間:

月曜日~金曜日:11時00分~19時30分

土曜日・日曜日:10時00分~19時30分

公式サイト:https://www.dammann.fr/fr/


〖シュリー館〗

「ヴォージュ広場」の南西の角には、1624年に建設された「ルイ13世」時代の貴族の館を完全に修復した「シュリー館(Hotel de Sully)」があります。ここは現在「ジュ・ド・ポーム国立美術館(Jeu de Paume)」の分館や書店、「国立歴史的建造物センター(Centre des Monuments Nationaux)」などが入っています。「シュリー館」の裏手には美しく装飾された後期ルネサンス様式の中庭が2つあり、四季の自然の力をモチーフにした装飾を見ることができます。

北側の中庭の南壁には春(花鳥)と夏(小麦)、南の中庭の北壁には秋(ブドウ)と冬(命の終わりの象徴)を表す図案が刻まれ、南の中庭の西壁には空気と火、東壁には土と水の図案が刻まれています。「シュリー館」へは「ヴォージュ広場」から一本の道でつながっているので、アクセスも簡単!「ヴォージュ広場」の観光と組み合わせて訪れてみてください!

 

いかがでしたでしょうか。


長い歴史を積み重ねてきた「ヴォージュ広場」。その魅力はなんといってもその美しい景観!パリジャンのように、広場を眺めながらくつろぐ時間を楽しんでみてください!

 

【基本情報】

ヴォージュ広場(Place des Vosges)

住所:Place des Vosges

アクセス:

「ヴォージュ広場」の最寄り駅は、メトロ1、5、8号線の「バスティーユ駅」。または8号線の「シュマンヴェール駅」になります。「ヴォージュ広場」は、近年、日本人旅行者の間でも人気の高い「マレ地区」にありますので、散策がてら立ち寄ってみると、ゆったりとした時間を過ごすことができます。

公式サイト:https://www.maisonsvictorhugo.paris.fr/


※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。



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