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  • 私の旅行記

メキシコ カンクン セノーテ・イキル

更新日:2020年12月31日


こちらは、メキシコにある神秘の泉「セノーテ・イキル」です!

「セノーテ・イキル」は、クリスタルのような透明な水を有した丸い井戸型のセノーテで「聖なるブルーセノーテ」と呼ばれています。

この泉は、地底湖になっており、歴史はとても古くマヤ文明の時代から信仰の対象とされていた神聖な泉です。

真水を蓄えている「セノーテ・イキル」は、透明度100メートルの水に木の根っこが垂れ下がっており、その幻想的な光景はまさに神秘です。

 

【セノーテとは】

 

「セノーテ」とは、「ユカタン半島」の石灰質の土地が陥没し、地下水脈が露呈した場所のことを言います。

「聖なる泉」という意味を持ち、海水はあってもなかなか飲水になる真水がなかったこの付近の土地において、豊富な真水を得られる場所というには本当に貴重でした。

それゆえに聖なる泉と呼ばれたことも納得。長年、人々の営みを支えてきた、まさに神々が住む神秘の泉です。

 

グラン・セノーテとセノーテ・イキルの違い】

 

☝〖グラン・セノーテ

「セノーテ」の中で有名なものが「グラン・セノーテ」と「セノーテ・イキル」です。

現地のオプショナルツアーの中には、両方行くものもあれば、どちらかだけ行くプランなどもあり、かなり迷ってしまいます。

まず「グラン・セノーテ」と「セノーテ・イキル」の場所ですが、「グラン・セノーテ」は「カンクン」から海沿いに南西に車で2時間ほど下っていった「トゥルム遺跡」の近くにあります。

一方、「セノーテ・イキル」は「グラン・セノーテ」から北西にこれまた車で2時間ほど行った世界遺産「チチェン・イツァ」のすぐそばにあります。

 

【なぜこれほどまでに神秘的な泉ができたのか?】

 

「セノーテ・イキル」は、自然が創り出した神秘的創造物です。

川が無いメキシコ・ユカタン半島で降った雨は、石灰岩の大地を溶かし、やがて鍾乳洞となります。

そして、雨水は地下で川となって流れており、その天井部分となっている地層が没落してできた井戸のような泉が「セノーテ・イキル」なのです。

不純物がなく、微生物も存在しない真水ということもあり、「セノーテ・イキル」はとても貴重な水源で、雨の神「チャック」宿る聖なる泉として、マヤ文明の時代から信仰されているのです。

 

【セノーテ・イキルの楽しみ方!】

 

〖深さ40mへの飛び込み!〗

「セノーテ・イキル」は、地底にあいた深い井戸のような「セノーテ」で、深さは約40mもあります。

地下に続くうす暗い階段をおり続け、少しの不安と疲れが感じられるころ「セノーテ・イキル」が目の前に現れます。

そして水面から地上までの深さも50mあり、周りは岩壁に囲まれ、地上からは木の根や蔦が垂れ下がり、その姿はまさに神秘の泉といった印象です。

上からは眩しい太陽の光が降り注ぎ、暗闇に慣れた目で眺めると、輝いてまぶしいほど。耳をすませば横から流れてきた地下水が、滝のように「セノーテ」へ流れ落ちる音が聞こえてきます。

そんな「セノーテ・イキル」は、世界遺産「チチェン・イッツァ」を観光した後に訪れる方も多く、泳いだり飛び込みダイブをしたりすることができます。

最大5mからの飛び込みが楽しむことができ、数ある「セノーテ」の中でも飛び込みが楽しめるのは「セノーテ・イキル」だけ!

最初は怖くても一度飛んでしまえば、その爽快感にハマってしまいます!水は結構冷たく、深水もかなり深いため長時間の遊泳は避けたほうがいいでしょう。

透明度は「グラン・セノーテ」に比べると劣り、シュノーケリングには向きませんが、深さを活かした飛び込みができます。アクティブに飛び込みに挑戦したい人は「セノーテ・イキル」がおすすめです!

ライフジャケットはレンタルしているので、勇気のある方はチャレンジしてみてくださいね!

〖自然を楽しもう!〗

「セノーテ・イキル」では、飛び込む以外にぷかぷか浮いているだけでも充分楽しむことができます!

頭上を見上げれば、はるか先に地上の様子が見え、「セノーテ・イキル」の壮大さを実感することができます。

ゴーグルをつけて泳げば魚が見られることもあり、エキゾチックな植生に囲まれた「セノーテ」は、多くの野生鳥たちの生息地にもなっています。

「セノーテ・イキル」は、午後になると訪れる人数もぐっと多くなりますので、人が少ないお昼前後がおすすめです!

泳がない場合でも、地上から泉を覗き込むこともでき、上と下からでは全然見える景色も違うので、ぜひ見比べてみてください!

海と違い水が非常にキレイですので、体のべたつきなどは気にならないので気分爽快です。

〖設備もしっかり!〗

「セノーテ・イキル」には、更衣室やトイレの設備が整っているのも嬉しいポイントです!

「セノーテ・イキル」にある更衣室とトイレは清潔で数も多く、「ツアー」で訪れると「ライフジャケット」を借りられる場合が多いですが、ない場合も更衣室前で借りることができます。

「セノーテ」の底は深く、足も届かないため、「ライフジャケット」があると安心して泳げるのでおすすめです!

また、ロッカーやシャワーも併設されていますので安心です。更に、同じ敷地内にレストランとお土産屋さんもあります。

レストランはメキシコ料理のビュッフェがメイン。お土産屋さんにはカラフルな食器やドクロ、銀アクセサリーなどメキシコを代表するお土産が幅広く取り扱われてます。

 

【アクセス】

 

〖ツアー〗

「セノーテ・イキル」は、世界遺産「チチェン・イッツァ」から3キロメートルほどで、植民地時代の街「バリャドリード」から35分・「メリダ」から1時間30分の場所に位置しています。

世界遺産であり、新世界の七不思議にも選ばれてる「チチェン・イッツァ遺跡」からは車で10分ほどの近さです。

「カンクン」発の「ツアー」ではよく2つがセットになって催行されます。遺跡のハイライトである「ククルカンピラミッド(エルカスティージョ)」は有名で、「カンクン」に来たらこれだけは観たいと思っている方も多いはず。

「グラン・セノーテ」も「トゥルム遺跡」が近くにあるので、遺跡とセットでセノーテを訪れるのが時間的にも絶対おすすめです!

「カンクン」と「グラン・セノーテ」と「セノーテ・イキル」を並べると二等辺三角形のような位置関係になります。同じ「セノーテ」でも全く雰囲気が異なる場所なので、時間が許す方はぜひ両方行かれることをおすすめします!

〖レンタカー〗

「カンクン」市内から「セノーテ・イキル」までは車で約2時間半で到着します。

「セノーテ・イキル」をじっくり楽しみたい方やドライブが好きな方におすすめです!

①.「カンクン」市内から「Calle Prol. Av Kabah」に向かって走ります。

②.ロータリーを出て「Cancun – Valladolid/Carr. Costera del Golfo/Av. López Portillo/México 180」に入り、「Mérida」方面に進みます。

③.「Cancun – Valladolid/Carr. Costera del Golfo/Av. López Portillo/México 180」を直進します。

④.左側の「México 180D ランプ」から「Mérida/Holbox」方面に進みます。

⑤.「Cancun-Kantunil/México 180D」を約12km道なりに進みます。

⑥.「Chichen-Itza/Pisté」方面の出口を出ます。

⑦.「Dzitás – Pisté/YUC 79」に入り、約3.5km道なりに進みます。

⑧.左折して「Calle 15/Carr. Costera del Golfo/Merida – Valladolid/Valladolid – Merida/México 180 E」に入ります。

⑨.約6km進んだところを右折し、600mほど走ると「セノーテ・イキル」に到着します。

〖バスorバン〗

残念ながら、「カンクン」から「セノーテ・イキル」への直通バスはなく、どうしてもバスで行きたい場合は、

「カンクン」から「チチェンイッツァ遺跡」まで【ADO】のバスで行き、「チチェンイッツァ遺跡」からタクシーでアクセスする方法があります。

また、「バス」よりもさらに安いローカルの乗る「コレクティーボ」というバンも利用することができますが、こちらも「カンクン」から「コレクティーボ(乗合バス)」を利用して「チチェンイッツァ遺跡」まで行き、そこから「タクシー」でアクセスする方法になります。

「コレクティーボ」とは小型のバンを複数の乗客が乗り合って移動するサービスで、決まった区間を1日に複数回移動しており、人数が集まり次第出発をします。

1回の利用料金は10〜50ペソとかなりリーズナブルですが、「ペソ」のみの取り扱いとなりますので、必ず現金を用意しておきましょう。

乗り場は「カンクン・ダウンタウン・ADOバスターミナル」のエントランスを出て、目の前の道を越えたところにあります。

 

【注意事項】

 

「セノーテ・イキル」は淡水なのため、海とは異なり身体が浮きにくいという特徴があります。

シュノーケリングや飛び込みを楽しむ際はもちろんのこと、小さいお子様が遊ぶ場合は必ずライフジャケットを着用しましょう。

もちろん、泳ぎが得意な方でも、自信過剰にならず必ずライフジャケットを着用するようにしましょう!

また、水は結構冷たく、深水もかなり深いため長時間の遊泳は避けたほうがいいでしょう。

 

チチェンイッツァ遺跡と併せて楽しもう!】

 

「セノーテ・イキル」に行くのであれば、「チチェンイッツァ遺跡」と併せて楽しむのがおすすめです!

遺跡のハイライトである「ククルカンピラミッド(エルカスティージョ)」は有名で、「カンクン」に来たらこれだけは観たい!と思っている方も多いはず。

「セノーテ・イキル」と「チチェンイッツァ遺跡」に限らず、「グラン・セノーテ」も「トゥルム遺跡」が近くにあるので、遺跡とセットで「セノーテ」を訪れるのが時間的にも絶対おすすめです!

世界遺産であり、新世界の七不思議にも選ばれてる「チチェン・イッツァ遺跡」は、「セノーテ・イキル」からは車で10分ほどの近さです。

「チェチェンイッツァ遺跡」の歴史は古く、「マヤ文明」の最盛期に構築されました。

その後200年以上の長期間に渡って宗教・経済・政治の中心地として栄え、「チチェンイッツァ遺跡」最大の見どころである「ククルカンピラミッド(エルカスティージョ)」は1年を18ヶ月とした「マヤ歴」を表していて、これ自体が巨大なカレンダーの役割を果たしています。

高度な建築技術と確かな天文知識を持った「古代マヤ文明」の、血塗られた過去、生贄を正とした時代、多くの謎を残した文明に触れてみてください。

 

いかがでしたでしょうか。

大自然が生んだ神秘の泉「セノーテ・イキル」には私たちがまだ体験したことが無いような魅力がいっぱいです!

また、「セノーテ・イキル」はレンタル用品が充実しており、水着を持って行くだけで楽しめるようになっています。

その他、タオルのレンタルもありますが、衛生面を気にされる場合は持参することをおすすめします!

「チチェンイッツァ遺跡」や「ピンクレイク」など、その他の観光地と併せて楽しみ、より充実した時間を過ごしてみて下さい!

炎天下の「チチェンイッツァ遺跡」で身体が火照ったら、「セノーテ・イキル」の冷たい清冽な泉で爽快になる。という最高な1日になること間違いなしです!

 

【基本情報】

セノーテ・イキル

住所:Carretera Costera del Golfo | 3 Kilometros de la zona arqueologica de Chichen Itza, Chichen Itza 97753, Mexico

営業時間:9:00~17:00

定休日:なし

入場料:70ペソ(≒約390円)

ライフジャケット・ロッカー:各30ペソ

アクセス:世界遺産「チチェン・イッツァ」から3キロメートルほどで、植民地時代の街「バリャドリード」から35分・「メリダ」から1時間30分の場所に位置しています。

※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。

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