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メキシコ メキシコシティ グアダルーペ寺院

更新日:2020年12月31日


こちらは、「メキシコシティ」の中心部から北へ約30分ほど行った、【キリスト教三大奇跡】の一つ 「聖母マリア」が出現したと言われる奇跡の場所「グアダルーペ寺院(Basílica de Nuestra Señora de Guadalupe)」です!

「グアダルーペ寺院」は、「カトリック」の総本山である「バチカン」が認めたの奇跡の寺院で、メキシコ人だけでなく「ローマ・カトリック教徒」全体にとっても重要な場所です。

メキシコの宗教事情に詳しくない方も、緑のマントを羽織った褐色の「聖母マリア像」を見たことがある方は多いのではないでしょうか?

今回は、そんな「バチカン」にも認められ【キリスト教三大奇跡】の場所に指定されている「グアダルーペ寺院」についてご紹介させていただきます。

【キリスト教の三大奇跡】

・1531年12月9日 グアダルーペ(メキシコ)

・1858年2月11日 ルルド(フランス)

・1917年5月13日 ファーティマ(ポルトガル)

【グアダルーペの奇跡】

1531年、「アステカ帝国」の滅亡から10年が経ったこの年に奇跡が起こりました。

メキシコシティの北にある小さな町グアダルーペに住む先住民「フアン・ディエゴ」は、1531年12月9日に「テペヤック」と呼ばれる丘の上を歩いていました。前日にキリスト教に改宗したばかりだった「フアン・ディエゴ」は、朝のミサに向かおうとしていたのです。

そんな時、「フアン・ディエゴ」の目の前に、先住民風の顔をした10代の少女の姿をした「グアダルーペ」の「マリア」が現れ、洗礼を受けたばかりのこの「アステカ人」に、彼の母語である「ナウワトル語」で話しかけました。

彼に「テペヤック丘」の上のこの場所に、教会を建てるように頼みました。しかし、スペイン人の司教にいきさつを話したところ、司教は彼の話を信じませんでした。

【「グアダルーペの奇跡」を起こした時の様子を描いた絵画】

「聖母マリア」は再び現れ、同じことを頼みましたが、やはり司教は「フアン・ディエゴ」の言うことを信じませんでした。そして3回目に、「聖母マリア」は12月に咲くはずのないバラを差し出し、彼はマントに包みました。

司祭にそのバラを届けると、マントに褐色のマリア像が浮かび上がり、そして司教はこの地に教会を建てることを決めたというものです。これが、「グアダルーペの奇跡」と言われる伝説です。

【グアダルーペ寺院・新聖堂】

「グアダルーペ寺院(Basílica de Nuestra Señora de Guadalupe)」の「新聖堂」は、教会風の建物ではなく、まるで巨大な体育館といった円盤型で外周がぐるりとステンドグラスで囲まれており、かなりモダンな造りになっています。

祭壇や天井のシャンデリア、パイプオルガンなどは1970年代的な未来的な雰囲気のデザインです。「新聖堂」では「ミサ」が行われ、「ミサ」が行われている時、「聖堂」内はたくさんの参列者がお祈りを捧げています。ちなみに、礼拝中でもフラッシュをたかなければ写真は自由に撮れます。

「グアダルーペの聖母」は、中央の祭壇に掲げられており、その真下が通路になっていて下から見上げることができるようになっています。

これこそが「フアン・ディエゴ」のマントに聖母マリアが現れた「奇跡の布」で、「グアダルーペの奇跡」と呼ばれる「ローマ・カトリック教会」が認める【キリスト教の三大奇跡】の1つになります。

「聖母」を見上げるために、通路の前にはたくさんの参拝客が行列をなしています。「聖母」前の通路はベルトコンベアのような動く歩道になっているのですが、立ち止まって見続けてしまう人が多いため、これが設置されたのだとか。係員が常に目を光らせており、時折フラッシュをたいている人に注意をしています。

「グアダルーペの聖母」の下には大きなメキシコ国旗が掲げられています。国旗の中央には、サボテンの上に止まった鷲が蛇を咥えている図がありますが、これは「アステカ帝国」の建国伝説に基づくものです。

「アステカ」の人たちは、蛇をくわえた鷲がサボテンの上にとまったその場所に都市を建設せよとの神のお告げに従い、「テノチティトラン(現在のメキシコシティ)」を建設したというものです。国旗と聖母像を合わせて見ることで、メキシコ人のアイデンティティを確認させるかのようです。

つまり、ここでは「アステカ文明」と「キリスト教文明」の融合を見ることになり、先住民とスペイン人との人種の融合(混血)で成り立っているメキシコ人にとっては、その2つのどちらも欠くことはできないようです。

【グアダルーペ寺院・旧聖堂】

約300年を経た現在、「グアダルーペ寺院(Basílica de Nuestra Señora de Guadalupe)」の「旧聖堂」は地盤沈下が激しく、聖堂自体がかなり傾いてきています。

もともと「メキシコシティ」は、「アステカ時代」に湖だった場所を埋め立てて造られた町ため、地盤が弱かったと考えられます。そこで1976年に、「旧聖堂」の右側に造られたのが、近代的な「新聖堂」になります。

現在「ミサ」などの行事はほぼこちらの「新聖堂」で行われており、「旧聖堂」は観光用として使われているようです。また、「旧聖堂」には、「グアダルーペの奇跡」を起こした時の様子を描いた絵画があります。

【グアダルーペ寺院のお土産】

「グアダルーペ」付近には、お土産やキリスト像が売っているお店がひしめいています。

「新聖堂」の脇には、「グアダルーペの聖母」のレプリカがたくさん売られている土産物屋さんがあり、全部「聖母グッズ」です!

日本では絶対に見られないかなりリアルな「キリスト像」がいくつも売られており、Tシャツやロザリオもたくさんあります。同じ「キリスト教」でも国によって随分と印象が違いうことがわかります。

ちなみに日本の結婚式などで使える教会はほぼ100%プロテスタントで、教会に「イエス・キリスト」が磔にされていたら「カトリック」、十字架だけなら「プロテスタント」であることが多いようです。

また、教会の入り口には素敵なデザインのキャンドルがたくさん売られており、 信者たちがロウソクを捧げたりしてお祈りをしています。

【その他の見どころ!】

〖ナシミエント(ベレン)〗

「グアダルーペ寺院」の広い敷地内には、「イエス」の誕生を祝う人形飾りがあります。

「ナシミエント(ベレン)」と呼ばれるもので、「イエス」誕生のシーンを人形であらわしたもので、カトリック圏ではクリスマス・シーズンになると作られるようです。

〖ローマ教皇:ヨハネ・パウロ2世像〗

ここは、「バチカン」が認めた【キリスト教の三大奇跡】の場所ということもあり、「教皇ヨハネ・パウロ2世」も訪れていたようで、大きな像が立っています。

1999年「ヨハネ・パウロ2世」は「グアダルーペ」の聖母を「全アメリカ大陸の守護者」と定めました。

「フアン・ディエゴ」は2002年7月30日には「聖人」に列せられ、アメリカ大陸の先住民としては初めての聖人となりました。

【アクセス】

「グアダルーペ寺院(Basílica de Nuestra Señora de Guadalupe)」は、「メキシコシティ」の中心部より北に位置しています。

「グアダルーペ寺院」は、最寄り駅「メトロ6号線・La villa Basilica(ラ・ビジャ・バシリカ)駅」を下車後、歩いて5分程ととてもアクセスしやすいです。駅から大きな道に出ると、「グアダルーペ寺院」の「旧寺院」の写真が見えます。

周りの建物と全く異なる外観をしているので、すぐにわかるはずです!そして、そのまま「グアダルーペ寺院」に向かってまっすぐ歩くだけなので、迷う心配もありません。

ちなみに、この近辺はあまり治安が良くないと言われているので、なるべく個人行動ではなく、集団行動をとるか、心配な方は旅行代理店のツアーに申し込みましょう!

【グアダルーペ寺院見学の注意事項】

「グアダルーペ寺院」は、多くの観光客が訪れる場所ですが、「カトリック」の寺院ですので、マナーを守って見学しましょう!

・ショートパンツなどの露出の高い服装はNG

・寺院内での帽子の着用禁止

・お祈りをしている方の邪魔にならないように騒がない

また、治安があまり良くないと言われているので、夜遅くの見学は控えましょう。

いかがでしたでしょうか。

メキシコ人にとって、心の拠り所ともなっている「グアダルーペ寺院」。

彼らの崇拝の対象となっている褐色の「聖母マリア像」は、メキシコという国と、メキシコ人について知りたいなら、絶対に見ておくべきものでしょう!

特に12月12日はバラの奇跡のお祭りが開催され、お祭りやパレード、特別ミサが行われ、花火まで上がる1大イベントです。

熱心に祈りを捧げる人々の姿は、メキシコ人にとってカトリックへの信仰がいかに重要なものであるかを、私たちに伝えてくれます。

特に奇跡のマントがある新聖堂は、ヨーロッパの古い聖堂とは一味違うここでしか見ることのできな貴重な建物なので、ぜひ訪れてみてください!

【基本情報】

グアダルーペ寺院(Basílica de Nuestra Señora de Guadalupe)

住所:Villa de Guadalupe, Mexico City, Mexico

アクセス:「メトロ6号線ラヴィラ・バシリカ駅」下車後、徒歩約5分

開館時間:6:00~20:00

料金:無料

公式サイト:http://basilica.mxv.mx/web1/-home/index.html

※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。

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