- 私の旅行記
メキシコ メキシコシティ チャプルテペク動物園
更新日:2020年12月31日

こちらは、「チャプルテペク公園」内にある、古代アステカ帝国の精神を受け継いだ「チャプルテペク動物園」です!
「チャプルテペク動物園」は、なんと入場料が無料で、多数の外来種の動物たちに会える人気の観光スポットです!動物の種類が多く、動物園自体が森のようになっており、歩いていてとても気持ちが良いです。
日陰も多く、暑い時期ものんびりと楽しむことができ、「博物館」や「美術館」で疲れた脳を冷やしに行くにも最適です!また、入場料50ペソかかりますが、園内には「蝶々園」も併殺されており、興味のある方は是非!
「蝶々園」は温室になっていて、芋虫やサナギや、たくさんの放し飼いになっている蝶々を見ることができます。大きさは体育館ほどの大きさで、あんまり広くないため所要時間も30分~1時間程度です。
【歴史】

「チャプルテペック動物園」は、1923 年に敷設されましたが、動物たちを保護する伝統は何百年も昔、1400年代に在位していた「モンテスマ2世」の「アステカ文化」にまで遡ります。
生物学者「アルフォンソ・L・エレーラ」が設計した広々とした動物園は、ヨーロッパや南米、アメリカ合衆国の巨大な動物園で用いられている近代的な飼育保護方法を踏襲しています。現在では、年間500万人以上も訪れる人気の観光名所となり、世界的にも重要な動物保育施設に数えられています。
「チャプルテペック動物園」は、1900年代末に大変優れた繁殖プログラムを考案し、世界でも「ジャイアントパンダ」を繁殖する最初の施設のひとつとなりました。蝶類からカバまで、約2,000種にも及ぶ動物たちを目にすることができます。
【魅力・見どころ!】

動物園内には7つのエリアがあり、砂漠や牧草地、沿岸地帯、ツンドラ、飼鳥園、温帯の森林、熱帯雨林に分かれています。
各エリアでは、そこに棲む動物たちの生態に合う気候と植生が整っており、爬虫類と蝶類専用の特設エリアもあります。一番人気のパンダはもちろん、他にも魅力的な動物を探してみてください!

草地のレイヨウやシマウマ、水場のアシカとペンギンを眺め、オランウータンとゴリラの、人間のようなユーモラスな仕草もお見逃しなく!
また、「チャプルテペク動物園」に訪れたら、「チャプルテペクの森」にも是非足を伸ばしてみてください!緑の木々と新鮮な空気に満ちた、町の「肺」と呼ばれている場所です。
更に、アメリカでも最大級かつ最古の都市公園のひとつである「チャプルテペク公園」には、多数のモニュメントや見どころがありますよ!
〖パンダについて〗

「チャプルテペク動物園」には、2匹のメスのジャイアントパンダ「シュアンシュアン(双双)」と「シンシン(欣欣)」がいます。
「シュアンシュアン」は現在すでに32歳で、中国国外にいるパンダとしては最高齢となり、「シンシン」も29歳と同じく高齢です。
中国とメキシコが国交を樹立して3年後の1975年9月に、中国政府はメキシコ政府につがいのパンダ「インイン(迎迎)」と「ベイベイ(貝貝)」を贈り、「シュアンシュアン」はその二代目で、「シンシン」は三代目にあたります。
中国人民からメキシコ人民へのプレゼントとして送られ、そのつがいの子孫が「シュアンシュアン」と「シンシン」になり、2匹は完全なメキシコ生まれ、メキシコ育ちのパンダなのです。ちなみに、動物園の職員によると、2匹のパンダは高齢にも関わらず、食欲は依然旺盛だと言います。
メキシコにはパンダの好物の竹が不足しており、飼育係と研究者は園内に竹を植えることでパンダの食糧を確保しているとのこと。彼らは毎日10キロの竹を丁寧に選び、パンダに与え、動物園の心のこもった飼育により「シュアンシュアン」と「シンシン」は良好な健康状態を保てているのです。
【現在いるパンダ】
〖ショアンショアン(Shuan Shuan)〗
生年月日:1987年6月15日
性別:メス
出生地:同園生生まれ。
※2003年には繁殖の目的で「上野動物園」に来きたことがあります。
〖シンシン(Xin Xin)〗
生年月日:1990年7月1日
性別:メス
出生地:同園生生まれ。
【過去にいたパンダ】
〖シウ・ホワ(Xiu Hua)〗
生年月日:1985年6月25日
性別:メス
出生地:同園生まれ。
※2013年4月27日に天国へ行きました。
【アクセス】
「チャプルテペク動物園」は、中心街の西側に広がる「チャプルテペクの森」の北西部に位置しています。
「メキシコシティ」の「歴史地区」から車で約15分で、バス、地下鉄、乗り降り自由な観光バスなど、公共交通機関でも容易にアクセスできます。
「地下鉄・アウディトリオ駅」または「チャプルテペク」駅で下車しましょう。動入場無料で、爬虫類と蝶類の特設エリアおよびトイレは有料です。
園内には、ギフトショップとファーストフード&カフェもあります。「チャプルテペク公園」にある様々な観光スポットと、合わせて観光するのがおすすめです!
ちなみに、「チャプルテペク(CHAPLTEPEC)駅」から「チャプルテペク公園」に入るのは簡単ですが、「チャペルテペク公園」のそれぞれのスポットは、公園の中心部にあったりと、遠い所では徒歩20程あります。
そのため、より多くの文化施設を楽しみたい方は、「チャプルテペク公園」に訪れる際、絶対に行きたい場所・順番をあらかじめ決めておくとスムーズに楽しむことができますよ!
いかがでしたでしょうか。
「チャプルテペク動物園」の主旨は、動物の保存、調査研究、教育、レクレーション。特に週末や夏休みなどには子供達が参加してのイベント、クラスもあります。
この機会に大人も子供も自然環境、動物の絶滅危機問題も考えてみるのも良いでしょう!
一番人気のパンダ達も、平日だと、独り占めしてゆっくり見られるので、子供達も大喜び間違いなしですよ!
【基本情報】
チャプルテペク動物園(Zoológico de Chapultepec)
住所:Calle Chivatito s/n 1ª sección del Bosque de Chapultepec, Col. San Miguel Chapultepec, 11850 Delegación Miguel Hidalgo, CDMX,
電話番号:+52 55 5553 6263
入場料:無料
営業時間:9時00分~16時30分
定休日:月曜日
公式サイト:http://data.sedema.cdmx.gob.mx/zoo_chapultepec/
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