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メキシコ メキシコシティ ベジャス・アルテス宮殿

更新日:2020年12月31日


こちらは、「メキシコシティ」を代表する建造物の1つ「ベジャス・アルテス宮殿」です!

「ベジャス・アルテス宮殿」は、アールデコ建築の美しい建物で元々国立劇場として建設されましたが、現在美術館として一般公開されています。

見どころは、その壁を飾るメキシコが誇る巨匠たち「リベラ」・「シケイロス」・「オロスコ」を含む17つの壁画で、中でも代表的な作品が「ディエゴ・リベラ」氏による「十字路の人物(Man at the Crossroads)」です。

「十字路の人物(Man at the Crossroads)」は、文化的な価値が高く、「メキシコシティ」に訪れたのなら絶対に見逃せない作品です!

 

【歴史】

 

「ベジャス・アルテス宮殿」は、首都「メキシコシティ」にある「オペラハウス」で、イタリア産白大理石をふんだんに使用した「アールヌーヴォー様式」の外観と、「ディエゴ・リベラ」などメキシコ芸術界の巨匠による壁画が施された内観は、目を見張るほどの豪華さです。

1900年代初頭、当時のヨーロッパ芸術追随の流れからメキシコ大統領「ポルフィリオ・ディアス」は国立劇場の建設を指示し、「ベジャス・アルテス宮殿」の建築が始まりました。

当初は1908年までに終了する予定でしたが、柔らかな土壌が問題となり、建設工事は停滞し、さらに1910年のメキシコ革命の影響もあり、工事は一時ストップしてしまいました。

これらの影響により、建物は1934年まで完成しませんでした。現在、クラシック音楽やオペラ、ダンスなど数々の舞台が披露され、メキシコ国立民族舞踊団の本拠地にもなっています。ちなみに、土壌が柔らかい影響もあり、重厚なこの建物は年々数cm程沈んでいるそうです。

 

【魅力・見どころ!】

 

歴史ある「アールヌーヴォー様式」が美しい「ベジャス・アルテス宮殿」は、現在「メキシコ国立芸術院」として使用されており、壁画、バレエ、オペラ、クラシック音楽を鑑賞することができます。

「ベジャス・アルテス宮殿 (メキシコ国立芸術院/パラシオ・デ・ベヤス・アルテス)」は、「メキシコシティ」が誇る一流の芸術施設であると同時に、建築的価値も大きい建物です。

外観は、イタリア人建築家「アダモ・ボアリ」は白大理石を惜しげもなく使い、壮麗な「アール・ヌーヴォー様式」の建物に仕上げました。内装は「アール・デコ様式」が採用され、立派な大理石の柱や、巨大なドームが印象的です。

自然光がたっぷりと入るステンドグラスには、「ティファニー」の何百万ものカラーガラスが使用されています。

2~4階部分は、美術館と博物館になっており、「ディエゴ・リベラ」・「ルフィーノ・タマヨ」・「シケイロス」・「オロスコ」といった壁画運動で知られたメキシコ芸術界の巨匠の手による内部壁画を堪能することが出来ます。特に見逃せないのは、リベラの壁画「十字路の人物(Man at the Crossroads)」です!

「十字路の人物(Man at the Crossroads)」は、〖ニューヨーク〗の「ロックフェラーセンター」に寄贈される予定でしたが、共産主義的な色合いが強かったため「ジョン・ロックフェラー2世」に破壊を命じられました。

その後1934年に「リベラ」が宮殿内部の壁面に描き直したものです。4階部分は国立建築博物館として使われています。「ベジャス・アルテス宮殿」の「メインホール」と上部3階分は、メキシコの芸術品専門のギャラリーになっています。

「メインホール」の目玉は、マヤの神を表した彫刻の仮面です。1階には「ルフィーノ・タマヨ」が手掛けた壁画が飾られており、特に注目すべきは、多様なルーツを持つメキシコの人々にささげられた「祖国の誕生」です!

メキシコに多数存在する混血(メスティーソ)のアイデンティティを主張する象徴になっています。「ベジャス・アルテス宮殿」は現在も劇場としても利用されていて、特にメキシコ国立民族舞踊団の公演は有名です。

メキシコ各地の民俗舞踊が楽しめる格式ある劇場として、観光客や地元客にも人気のスポットです。その他にも、クラシック音楽、オペラ、ダンスなど多様なイベントが開催されています。

詳細な演目情報やチケットの価格は事前に調べておきましょう!先ほども説明した通り、この劇場は〖ニューヨーク〗の「ティファニー」が手掛けた華麗なステージ幕でも有名です。

100万個近くのガラスをちりばめたステンドグラス製で、メキシコ盆地と2つの火山が描かれています。このすばらしいステージ幕が見られる無料のガイドツアーもあるので、ぜひ参加してみてください!

毎日、営業時間内に開催されます。また、1階ロビーにはレストランやおみやげ屋、本屋も入っているので、こちらもチェックしてみてください!

おすすめは、「カフェ・デル・パラシオ・デ・べジャス・アルテス(Café del Palacio de Bellas Artes)」です!「べジャス・アルテス宮殿」の中に店舗を構えるこのカフェは、内装からして非常に豪華でお洒落な作りとなっております。

食事はメキシコの伝統料理や多国籍料理で、「ヘネシー」のV.S.O.P.の200周年を祝い、牛のフィレ肉をヘネシーでつけたオリジナルの料理を提供したり、毎年毎年様々なイベントが行われています。「べジャス・アルテス」に行った際には、是非こちらのカフェにも寄ってみてください!

 

【アクセス】

 

「ベジャス・アルテス宮殿」は、メキシコシティの歴史地区内にあり、徒歩やタクシー、地下鉄で簡単に行けるうえ、徒歩圏内にレストランやカフェがたくさん軒を連ねています。

最寄り駅は、メトロ2号線または8号線の「Bellas Artes駅」下車すぐです。

「ベジャス・アルテス宮殿」の平均的見学時間は1~2時間で、入場料は60ペソ(約360円)※毎週日曜日は無料。写真撮影料:30ペソ(約180円)※毎週日曜日は無料で、月曜定休です。

 

【周辺おすすめスポット!】

 

ラテンアメリカンタワー

「ラテンアメリカタワー」は、「メキシコシティ」で5番目に高いビルとして、地元民・観光客に人気のスポットです!

「ラテンアメリカタワー」は、44階建てのビルで、1956年の建設当時はラテンアメリカで最も高いビルでした。

44階にある展望台からは「メキシコシティ」の街を一望することができ、42階のレストランではメキシコ料理に舌鼓を打ちながら、「メキシコシティ」の夜景を堪能することができます。

夜になるとライトアップされた「ベジャスアルテス宮殿」を見下ろすことができ、夜景はとてもロマンチックです。

【基本情報】

ラテンアメリカタワー

住所:Eje Central Lázaro Cárdenas 2, Centro, Cuauhtémoc, 06000 Ciudad de México, Distrito Federal, Mexico

電話番号:+52 5518-7423

時間:9時00分~22時00分

12月24日・31日:9時00分~20時00分

料金:大人110ペソ、子供70ペソ、60歳以上70ペソ

地上高: 182 m

階数: 45

建設: 1956年4月30日

設計: アウグスト・H・アルバレス

公式サイト:www.torrelatino.com/

 

いかがでしたでしょうか。

「ベジャス・アルテス宮殿(国立芸術院)」は、「メキシコシティ歴史地区」で「メトロポリタン大聖堂」と並び壮麗な建造物の筆頭に挙げられるほど美しい建造物です。

現在、「ベジャス・アルテス宮殿」では、主にクラシックのコンサートやオペラ、メキシコ伝統舞踊などが上演されていますが、メキシコを代表する画家たちの壁画とともに現代メキシコ絵画や彫刻の展示なども行われています。

まさに芸術院に相応しい場所となっていますので、「メキシコシティ」観光の際は是非とも訪れてみて下さい!

 

【基本情報】

ベジャスアルテス宮殿

住所:Av. Juárez, Centro Histórico de la Cdad. de México, 06050 Ciudad de México, CDMX,

電話番号:+52 528 647 6500

営業時間:10時00分~18時00分

定休日:月曜日

入場料:60ペソ(約360円)

※毎週日曜日は無料

写真撮影料:30ペソ(約180円)

※毎週日曜日は無料

アクセス:メトロ2号線または8号線の「Bellas Artes駅」下車すぐ

設計:アダモ・ボアリ(Adamo Boari)フェデリコ・エルネスト・マリスカル・ピニャ(Federico Ernesto Mariscal Piña)

建設: 1934年

着工: 1904年10月1日

公式サイト:https://palacio.bellasartes.gob.mx/

※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。

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