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メキシコ メキシコシティ 独立記念塔

更新日:2020年12月31日


こちらは、「日本大使館」やオフィスが並ぶ「レフォルマ通り」にそびえ立つ「El Ángel(エル・アンヘル)」と呼ばれる、「天使」の名を持つ「独立記念塔」です!

黄金の天使が塔の最上部に配置されていることから、通称「Angel(アンヘル)」と呼ばれています。塔の高さは48mあり、「アンヘル」の部分だけでも6.7mあり、「ギリシャ」の勝利の女神「ニーケー」をかたどったものです。

この像は銅製で、24金で覆われており、重量にして7トンもあります。右手には「勝利を象徴する月桂樹」、左手には「自由を表すちぎれた鎖」を持っています。

塔の足元には、メキシコ独立革命の父である「イダルゴ神父の像」のほか、【メキシコ独立戦争】の英雄である「モレーロス」・「ゲレーロ」・「ミナ」・「ブラーボ」・「イダルゴ」の像が立っています。

さらに四方には、「法」、「正義」、「戦争」、「平和」を示す黒い像が配置されています。ちなみにこの「レフォルマ通り」や「独立記念塔」は、イベントやお祭り、抗議運動などが行われる際に、多くの人が集まることでも知られています。

 

【歴史】

 

「独立記念塔」は、1810年に始まった【メキシコ独立戦争】の100周年を記念して1910年に建設されたものです。

この塔のデザインは、建築家でもありエンジニアの「アントニオ・リヴァス・メルカド」、「アンヘル」はイタリア人彫刻家の「エンリケ・アルキアーティ」の作になります。そんな「メキシコシティ」のシンボル「独立記念塔」は、スペインとのメキシコ独立戦争で活躍した英雄を称えて築かれました。

1521年に「ヘルナン・コルテス」が「アステカ帝国」を征服して以来、1800年代初期に至るまで、広大なメキシコの土地は大西洋の向こうの国スペインの植民地でした。独立戦争は 1810年に始まり、その後数十年にわたって続き、厳しい戦いの末、メキシコは独立君主国となりその後共和国となりました。

そして、独立運動が正式に始まった年から約100年後の1902年、当時の大統領「ポルフィリオ・ディアス」が「アンヘル独立記念塔」の建築を開始しました。

この際に任命された建築家が「アントニオ・リヴァス・メルカード」で、1910年に記念塔は、【メキシコ独立戦争】100周年の記念式典にて一般公開され、パレードや花火とともにその歴史の幕開けを迎えました。それから100年以上経った現在も、「独立記念塔」はメキシコの象徴であり続けています。

 

【魅力・見どころ!】

 

「アンヘル」は木造の彫刻が黄金で覆われており、重さは7トンもあります。これは天使ではなく、「羽ばたく勝利」を象徴しています。右手には「勝利を象徴する月桂樹」、左手には「自由を表すちぎれた鎖」を持っています。

また、円形広場に静かに佇む「アンヘル独立記念塔」の四角い台座の上部には、「エンリケ・アルチャーティ」が手掛けた4体の銅像が置かれ、それぞれ「正義」・「法律」・「平和」・「戦争」を表現しています。

塔の足元には、メキシコ独立革命の父である「イダルゴ神父の像」のほか、【メキシコ独立戦争】の英雄である「モレーロス」・「ゲレーロ」・「ミナ」・「ブラーボ」・「イダルゴ」の像が立っています。

〖ホセ・マリア・モレーロス(1765-1815)〗:ミゲル・イダルゴ処刑後の独立運動のリーダー☝

〖ヴィセンテ・ゲレーロ(1783-1831)〗:蜂起した軍のリーダーで、メキシコの第二代大統領☝

〖フランシスコ・ハヴィエル・ミナ(1789-1817)〗:スペイン人指揮官で武装蜂起に参加☝

〖ニコラス・ブラボ(1786-1854)〗:蜂起軍の指揮官で後にメキシコ大統領を3期勤める☝

〖ミゲル・イダルゴ(1753-1811)〗:独立の父でありメキシコの父 独立運動の起こった翌年に処刑される☝

台座からそびえるコリント式の柱の先端には、ギリシア神話に登場する勝利の女神ニケ彫像、「サモトラケ」の「ニケ」の姿を確認できます。

そして、地上からの高さはなんと35mもあり、1957年に発生した地震では「ニケ」が柱から落ちたものの、メキシコを象徴するこの塔が崩れることはありませんでした。その後、像はすぐに修復され、現在の姿となっています。

また、日没後にも像を見に足を運んでみましょう!

柱に使用されているチルカの石がほのかに七色の輝きを見せ、黄金の「ニケ」は今にも空に舞うかのような美しさです。

 

【アクセス】

 

「独立記念塔」は、「レフォルマ通り」を進み、「メキシコシティ歴史地区」に入りると、円形の交差点のど真ん中にあります。最寄り駅は「メトロ1番線・Sevilla駅」になり、徒歩約10分です。

「メキシコシティ」中心部の「セントロ・イストリコ・デ・ラ・メキシコシティ」からも5km圏内と近いですが、夜間などに訪れる場合には、治安の面を考慮して「タクシー」を利用しましょう!

 

いかがでしたでしょうか。

大晦日やサッカーでメキシコが勝利を収めた日などには、人々がこの場所の集まり盛大にお祝いをします。

また、「独立記念塔」の周辺では、政治集会や抗議活動が行われることもしばしばあり、毎週日曜日には、ゆったりとした並木道が歩行者天国となります。文化の中心地である「チャプルテペク公園」にも足を運んでみましょう!

広々とした通りの至る所には噴水や銅像が設置され、メキシコの深い歴史を物語っています。メキシコが独立まで歩んだ激動の過去を象徴する「独立記念塔」。天高くそびえ立つ堂々とした姿を見ながら、この国の歴史に思いを巡らせてみましょう!

 

【基本情報】

独立記念日(El Ángel(エル・アンヘル))

住所:Paseo de la Reforma y Eje 2 PTE, Ciudad de México, Distrito Federal, Mexico

公式サイト:http://www.mexicocity.gob.mx/detalle.php?id_pat=4520/

※記事内容は執筆時点のものですので、最新の内容をご確認ください。

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