- 私の旅行記
オーストラリア メルボルン 旧メルボルン監獄
更新日:2020年12月30日

こちらは、 ビクトリア州の州都メルボルンの中心から少し北側に位置し、現在観光用に使用されている「旧メルボルン監獄」です!
「旧メルボルン監獄」は、1800年代にビクトリア州内で急激に犯罪件数が増加し、それに伴う形で1850年代に建てられました。
現在は、その一部を博物館として一般に公開しています。メルボルンで最も古くから残る建築物の一つとして、観光スポットで訪れる価値があるものの一つとして数々のツーリズム賞を受賞しています。
【見どころ】
「旧メルボルン監獄」では、130以上の拷問道具や絞首台やデスマスクなども残っているので少し怖い感じもしましたが、 司法と犯罪について考えることができるので非常におすすめです!特に男性にオススメのスポットです。
3階:監獄内での女性や子供などの様子や体験談や大戦中の処刑の役割などが描かれています。
2階:処刑の様子や道具、職員の仕事の様子がわかるようになっています。
1階:囚人のデスマスクや説明、建物の説明などがディスプレイされいます。
また、この「旧メルボルン監獄」には、オーストラリア犯罪史上に名を残す「ネッド・ケリー」と「ギャング団」の遺品も見ることができます。
どのように囚人たちが拘留していたのか、どのように逮捕されたのか、ネッド・ケリーの生涯と死についてなど、様々な発見ができるでしょう。入場料は少し高めなのですが、監獄体験の料金も含まれています。ちなみに監獄体験は結構ドキドキします。
監獄体験は英語で進められますが、 周りの反応を見ながら進めば英語があまり得意でない方も特に問題はありません。興味ある方はぜひ体験してみてください!!!

【囚人体験ツアー】

入場チケットを買うと無料のツアーにも参加できるので、是非参加することをおすすめします!「囚人体験ツアー」では、怖い監守さんがいて「整列ーっ!私はこれから貴様らを監視する者だ。サーと呼べッ!」
体験者:『イエス!サー!!』のようなな流れで実際に牢屋にぶち込まれたり部屋の電気を消されたりします。また、身体チェックもあるなどなかなかリアルでした。
上記の写真は、留置所になっておりけっこう広く、一度に10人以上入れるのですが、部屋には両壁のベンチとむき出しのトイレしかありません。寝る時はマットレスを床に敷くらしいです。

そしてリアルに怖かった部屋「防音部屋」。ライブハウスに入ったように急に音がシンとなる部屋でした。
「あなたたち受刑者は先ず看守の言うことを聞く必要があります。」等のアナウンスから、相当手の付けられない人たちを収容していた場所だったと思われます。
壁には靴の跡などがたくさんあり、「イライラしている囚人が蹴ったのかな、、、」など当時のリアルな風景を想像することができます。
【ネッド・ケリーについて】

「ネッド・ケリー」は、ビクトリア州生まれ、貧しい10人家族の長男として育ちました。始めは、無実の罪で監獄暮らしを余儀なくされた所から彼の短い人生は方向を変えていきました。
監獄暮らし後、「ネッド・ケリー」はごく平凡な暮らしを求めましたが、警察からの偏見や圧力により、次第に無法者として警察に追われる羽目になってしまします。その際に警察との銃撃戦などもあり、3人の警察官を殺してしまいます。
その後、殺人犯として追われ懸賞金も掛けられてしまい、逃亡しているうちに銀行強盗なども重ねていきましたが、貧しい者や女性、子どもなど社会的弱者に対しては、非常に紳士だったという事で崇拝する者も現れるようになったのです。
しかし、その後結局捕まってしまった彼は、25歳という若さで1880年11月11日絞首刑に処せられました。彼の絞首刑直前の言葉は「これが、人生さ。」でした。2003年には、「ケリー・ザ・ギャング」というタイトルで映画化されています。
【アクセス】
「旧メルボルン監獄」は、「フリンダースストリート駅」から徒歩約20分・「メルボルンセントラル駅」から徒歩2分という、徒歩で十分アクセス可能な位置にあります。
「フリンダースストリート駅」から「トラム」を利用する場合、「1」「3/3a」「5」「6」「16」「64」「67」「72」を利用し、直線で3駅(約5分)離れた「La Trobe St/Swanston St」で下車します。
「La Trobe St/Swanston St」からは、徒歩で4分ほど歩けば到着です。
いかがでしたでしょうか。
「旧メルボルン監獄・囚人体験ツアー」は、英語が理解できなくとも、十分楽しめます。
「旧メルボルン監獄見学&留置所ツアー」では、見ていくうちにだんだん自分が罪人であるかのような気分になってなんだか反省しなきゃいけない気持ちを抱けるのでおすすめです!
メルボルン中心部からとても近い場所に位置していますので、是非とも足を運んでみて下さい。
【基本】
住所:377 Russell St., Melbourne 3000 Victoria
電話番号:(03)86637228 / (03)96502310
アクセス:「フリンダースストリート駅」から徒歩約20分・「メルボルンセントラル駅」から徒歩2分 駐車場:なし
営業時間:9時30分~17時
定休日:なし
休業日:聖金曜日、12/25
公式サイト:https://www.oldmelbournegaol.com.au/
所要時間目安:1時間程度
入場料:有料 大人:AUD 28.00、 子供:15.00AUドル、 子供料金(5~15歳)
入場時の注意事項:服装はカジュアル。カメラ持込可。ビデオ持込可。
事前予約:個人:不要
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