- 私の旅行記
イタリア ローマ 真実の口

こちらは、映画「ローマの休日」の名シーンでお馴染み、「真実の口」です!
「真実の口」は、元々は嘘をついている人や偽りの心がある人は、手を抜くときに手首を切り落とされるという伝説があり、オードリー・ヘップバーン主演の有名映画「ローマの休日」で、グレゴリー・ペック演じる新聞記者のジョーが、アン王女を驚かそうと、「真実の口」に手を入れ抜けなくなったという悪ふざけの演技をしたことで、一躍世界的に有名になりました。
「真実の口」の顔は、海神トリトーネをかたどったもので、1631年サンタ・マリア・イン・コスメディン教会の入り口左に置かれた大きな石の円盤ですが、かつては下水溝のマンホールの蓋だったと言われています。
古代ローマ時代、マンホールの蓋には「雨水を飲み込む」という意味を兼ねて、水に関わる神の顔がよく彫られていたと言われています。
実際、古代ローマの遺跡からは、「真実の口」以外にも様々な「顔」を彫った装飾が見つかっています。
もちろん、古代ローマ時代には「真実の口」などという名前はついておらず、中世の伝説から名前がつきました。
「真実の口」の伝説は多数存在し、「真実の口」と呼ばれたのは1485年のことです。
「真実の口」へのアクセスは、地下鉄の場合は、B線「チルコ・マッシモ駅」で下車し、歩いて10分程度で着きます。
バスを利用する場合、170番、75番は「真実の口」で下車。
64番、40番、Hならば「ヴェネツィア広場」で下車し、歩いて10分程度で着きます。
「真実の口」は、教会の一角にありますので、肌の露出が多い服装やカジュアル過ぎるスタイルはNGですので気をつけてください。
また、「真実の口」の見学・撮影には2ユーロ支払う必要がありますので、小銭はちゃんと用意していったほうが良いです!
そして、「真実の口」に観光しに行ったのなら、小規模ながら格式ある教会「サンタ・マリア・イン・コスメディン教会」も観光しなければもったいないですね。
ローマにある教会は、1527年の「ローマ略奪」の際に多くが破壊されてしまい、バロック様式の教会が多いのが現実です。
その中で、シンプルで中世の面影を濃く残すのが「サンタ・マリア・イン・コスメディン教会」なのです。
「真実の口」を訪れる方の目印となる「鐘楼」は、七層の典型的なロマネスク様式です。
ローマに残るロマネスク様式の「鐘楼」の中でも、最も美しいと言われているものです。
内部は、イタリア各地から集められた素材で作られた18本の柱があり、床や柱のモザイクはコズマーティ様式です。
12世紀~13世紀、4世代に渡ってモザイクの技を伝えたコズマー族の工房による作品で、とても美しいものです。
祭壇前にある「天蓋」はゴシック様式で、中央の祭壇上部や両脇に残るフレスコ画は、失われたモザイクからインスピレーションを経て後世に描かれたものと言われています。
シンプルとモザイクの繊細な美しさが見事に調和する空間です。
ジャルパック海外ツアー☆彡
住所:Piazza della Bocca della Verità, 18, 00186 Roma
営業時間・開場時間9::30−17:00(冬期) 9:30−18:00(夏期)
利用料金や入場料2ユーロ
参考サイト:http://www.turismoroma.it/cosa-fare/bocca-della-verita 最新情報は必ずリンク先をご確認ください。