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オーストラリア メルボルン メルボルン・クリケット・グラウンド(MCG)

更新日:2020年12月30日


こちらは、スポーツ好きなメルボルンの中でも代表的でシンボルにもなっているスポーツ施設「メルボルン・クリケット・グラウンド(MCG)」です!

クリケットをはじめ、フットボール・ラグビー・サッカー・その他イベントなどが行われ、試合時には何千という観客が訪れるビクトリア州のスポーツの中心地です。

収容人数10万人の「メルボルン・クリケット・グラウンド(MCG)」は、 オーストラリア最大のスタジアムであり、世界で10番目、クリケットの競技スタジアムとして世界最大規模を誇り、オーストラリアンフットボール「AFLグランドファイナル」の舞台としても有名です。

【The G(ザ・ジー)】

長年さまざまなスポーツイベントが開かれてきた「メルボルン・クリケット・グラウンド (MCG)」。

地元の人たちと世界のクリケット・ファンは、親しみを込めて「メルボルン・クリケット・グランド(MCG)」のことを「The G(ザ・ジー)」と呼びます。

クリケット場のシンボルとして世界的に重要なスタジアムのひとつです。

【歴史】

メルボルンの長く充実したスポーツ史の中、「メルボルン・クリケット・グラウンド(MCG)」は、メルボルン市設立からわずか19年後の1853年に建設されて以来、数多くの偉大なスポーツ・イベントの開催やオーストラリアのスポーツ史上初となる出来事の舞台となってきました。

「メルボルン・クリケット・グラウンド(MCG)」は、オーストラリア最古のスポーツ・クラブである「メルボルン・クリケット・クラブ(Melbourne Cricket Club)(MCC)」の本拠地。

1853年9月23日に「メルボルン・クリケット・クラブ」によって土地を取得し、1854年に初のクリケットの試合が行われました。オージーフットボールの最初の開催は1859年7月12日に行われました。

1877年、「メルボルン・クリケット・グラウンド(MCG)」で史上初のテスト・クリケットが、オーストラリアとイギリスの間で開催されました。 1971年には、初めての「ワンデー・インターナショナル(One Day International)クリケット・マッチ」が開催されました。

毎年、「ボクシング・デイ(12月26日)」に開催される「ボクシング・デイ・テスト・マッチ(Boxing Day Test match)」には、大勢の観客が観戦に訪れます。 冬季は、「オージー・フットボール(AFL)のホーム・グランド」となり、 9月末に行われる「AFLグランド・ファイナル」では、スタジアムが満員の観客で埋め尽くされます。

「メルボルン・クリケット・グラウンド(MCG)」が歴史上で最も有名となったのは、1956年の「メルボルン・オリンピック」でメイン・スタジアムとして使用された時です。2006年の「コモンウェルス・ゲームズ(Commonwealth Games)」では、開会式と閉会式、陸上競技が「メルボルン・クリケット・グラウンド(MCG)」で開催されました。

〖過去に行われた代表的な大会〗

・AFL

・サッカーオーストラリア代表:親善試合・2010 FIFAワールドカップ南アフリカ大会(アジア最終予選)最終戦( オーストラリア 対 日本)・1998 FIFAワールドカップフランス大会 プレーオフ( オーストラリア 対 イラン)

・クリケットテストマッチ

・メルボルンオリンピック(開閉会式・陸上競技)

・コモンウェルスゲームズ

〖コンサート・イベント〗

スポーツイベント以外でも、「メルボルン・クリケット・グラウンド(MCG)」では数多くの国際的ミュージシャンによるロック・コンサートも開かれてきました。このグラウンドで初めて開催されたロック・コンサートは、1974年の「デヴィッド・キャシディ(David Cassidy)」のコンサート。

その後は、「デヴィッド・ボウイ(David Bowie)」・「ポール・マッカートニー(Paul McCartney)」・「U2」・「マドンナ(Madonna)」・「ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)」・「故マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)」・「エルトン・ジョン(Elton John)」・「ビリー・ジョエル(Billy Joel)」などがここでパフォーマンスを行っています。

【バッグステージ・ツアー&国立スポーツ博物館】

「メルボルン・クリケット・グラウンド(MCG)」のバックステージ・ツアーでは、150年以上に及ぶオーストラリアのすばらしいスポーツ史を学ぶことができます。

また、「メルボルン・クリケット・グラウンド(MCG)」のツアーと同時に、「国立スポーツ博物館」も訪問することをお勧めします。

「国立スポーツ博物館」では、「メルボルンオリンピック」の会場として使用された歴史や、クリケット界のスーパースターであった「シェーン・ウェイン」のクリケット人生なども詳しく紹介されています。

クリケットの伝説的プレーヤーである「ドナルド・ブラッドマン(Donald Bradman)」のバギー・グリーン・キャップ。水泳の伝説的選手である「イアン・ソープ(Ian Thorpe)」の全身水着などを見ることができます。

その他にも有名選手が使った道具や資料、寄贈されたメダルなどの歴史的遺物も展示されています。

【アクセス】

「メルボルン・クリケット・グラウンド(MCG)」は、メルボルン中心部にある「フリンダースストリート駅」から約1km・徒歩約15分の「ビララングマー」から「ウイリアムバラック橋」を渡った「ヤラ公園」内にあります。

「ヤラ公園」を歩いて行くと、スタジアムの巨大な壁と「メルボルン・クリケット・グラウンド(MCG)」を高いところから照らすライトが見えてきます。ライトの塔はとても高く、メルボルンの街のどこからでも見えるほどです。

試合を観戦しようと席を探していれば、周りの観客や案内係が手伝ってくれるでしょう。「メルボルン・クリケット・グラウンド(MCG)」の近くには、「ジョリモント(Jolimont)駅(別名MCG駅)」があります。

「ジョリモント(Jolimont)駅(別名MCG駅)」から「メルボルン・クリケット・グラウンド(MCG)」までは徒歩5分です。もちろん徒歩以外にも「メルボルン・クリケット・グラウンド(MCG)」へ行くには、トラム・バス・水上タクシーなどの交通機関も利用できます。

【イベントチケットの購入】

座席のチケットは、一般と「MCC」及び「AFLメンバー」用に分かれていますが、ほとんどのイベントでは、一般向けに先行予約販売されます。また、イベントの当日は大抵の場合、ゲートにて一般席の当日券が販売されますが、予め要確認のこと。

「バッグステージ・ツアー」と「国立スポーツ博物館」は有料になります。そのため、どちらも観光する予定の方は、両方合わせた「セットチケット」もありますのでこちらがお得です。また、イベントの当日は「キオスク」にて食べ物と飲み物が販売されます。赤と白のサインが目印です。サラダ・寿司・サンドイッチ・ハンバーガー・フライドポテト・アイスクリーム・ドーナツなどのスナックやコーヒーもあります。

【クリケットとは】

オーストラリアで人気のスポーツといえば、ラグビーとクリケットですが、日本でクリケットのルールを知っている人はかなり少ないのではないでしょうか。

日本では野球が非常に人気のスポーツですが、オーストラリアでは野球中継はほとんどやっていません。WBCの試合ですらスポーツバーに行かなければ見れないほどです。

野球は競技人口でいえば世界で第7位。対してクリケットは競技人口世界3位と大きく引き離しています。日本ではそれほどでもありませんが、クリッケットは世界的な人気スポーツなのです。

もちろんオーストラリアのテレビで中継されるのはクリケット。クリケットはイングランド発祥のスポーツでイギリス連邦加盟国のオーストラリアやインドを中心に人気を誇っています。

〖野球と違うところ〗

野球はクリケットから派生して生まれた競技だということを知っている人は多いと思います。投げた球を打って走ると得点が入る、基本的には同じです。

違うところは、、、

・得点方法

・アウトの取り方

・攻守交替

などです。

〖競技方法〗

人数:11人対11人

場所:楕円形の球場

用意するもの:

・ボール(野球の硬のような物)

・バット(野球バットを平べったくしたような物)

・ウィケット(野球でいうところのホームベース的なもの)

・キャッチャー用のグローブ(サッカーのキーパーが付けているような物)

※キャッチャー以外は素手でボールを扱います。

〖ルール〗

野球と同じように攻撃側と守備側に別れて戦いますが、野球と違い攻撃と守備は1回ずつ(それでも7時間くらい)。

球場の真ん中に「ピッチ」とよばれる20メートルほどの縦長のスペースがあり、その両端に「ウィケット」をさします。

基本的にはボールを投げてこのウィケットを倒せば「アウト(Bowled)」・打者が打ったボールが「ウィケット」に当たっても「アウト(Bowled)」・バットがウィケットに当たっても「アウト(Bowled)」となり、とにかく「ウィケット」が倒れたらバッターは「アウト(Bowled)」になります。

もしくは、打者が打ったボールをノーバウンドでキャッチしたら「アウト(Caught)」になりますが、素手のためこれはかなり困難です。10アウトor300球投げることで攻守交代。

投手は6球ごとに違う投手に代わらなければいけません。この6球を1オーバーと数えます。300球なので50オーバーで攻守交代です。打者はアウトになったら野球と同じように次の打者と交代します。

逆にアウトにならなければずっと打席に立ちっぱなし&走りっぱなしになるのでかなりの持久力が必要になるのです。 

投球は「ボウラー」と呼ばれる選手が行います。野球でいうところのピッチャーにあたります。「ボウラー」は、助走をつけて投げてもいいことになっていますが、投球時に肘を曲げてはいけません。

ワンバウンドさせてもいいことになっているのでバウンドによる変化球が多彩。1人のボウラーが2オーバー連続しての投球はできません。

また、60球を超える投球も出来ないルールです。そのため投手はメンバー11人のうち5人以上必要になります。ケガ以外での交代は基本的にできないので選手はオールラウンドにプレイすることになります。

打者(バッツマン)はボールを打ったらピッチの反対側に向かって走ります。ピッチの反対側にもボールを打たないバッツマンがもう1人いて、2人とも反対側にたどり着いたら「1ラン(点)」。

ボールがピッチに返ってこない間はいくらでも走ることができます。1往復したら2ラン、2往復で4ランです。ただ、走っている間にボールで「ウィケット」を倒されると「アウト(Run out)」になります。

ファールやデッドボールという概念はなく、とにかくボールがどこかに転がれば走ることができます。また、無理そうなら走らなくてもOK。

球場の外枠には「バウンダリー」と呼ばれるラインがあり、打球がノーバウンドで「バウンダリー」を越えると6ラン、バウンドしてから越えると4ランの得点が入ります。野球で言うと「ホームラン」みたいな感じですね。

いかがでしたでしょうか。

クリケットは守備が難しい競技なのでアウトを取るとかなり盛り上がります。反対に攻撃側がミスをするとものすごいブーイングを浴びせられます。

得点が大量に入るゲームが多いので飽きのこないのがクリケットの人気の理由でもありますね。野球のルールを知っていればクリケットのルールは大まかに理解できると思います。

アウトになるまでずっと攻撃を続けられること、アウトをとるのが難しいということが重なって試合時間がとても長いです。

伝統的なクリケットでは2イニング制で5日間くらいかけて試合をしていたそうです。その間にもランチタイムやティータイムを挟んだりとイギリス紳士らしいスポーツです。

野球が誕生したのもきっと「時間がかかり過ぎる、、、。」といった理由からなのでしょうか。そんな試合時間が長いクリケットですが、パブに行ってみんなで試合観戦をしてると盛り上がります。